さて。

宗谷岬から戻り、16時頃。

観光協会に行きまして、空いてそうなホテルはありませんか?と。

ああ、じゃぁ、調べてみますね、と。

お父さんが、ジャランを調べだしました。

 

知ってるのよ、こっちは。

途中で2件、検索結果が増えたけど、

1軒は10000円だし南稚内だし、

もう1軒は留萌。どこ?だし。

 

と、言うわけで、観光協会にお礼を言って。

2,3軒、ホテルに電話をしてみまして、撃沈しました。

結論、ジャランは正しい。駅探は正しくない。

 

さて。

本日、電車に使った費用は0です。パス代はあるとして。

18時に出て、23時に札幌に着く特急はあります。6000円掛かります。

札幌で、宿に泊まりますか?漫画喫茶ぐらいですかね?

札幌で、何か食べますか?コンビニぐらいしか開いてないんじゃないですかね?

翌朝、札幌で何か食べますか?うーん。

札幌から函館は、鈍行だと10時間以上掛かるってさ。特急料金6000円。

 

と、言うわけで、もう、ドミトリーにするしかない、と。

予約して、歩いて2,3分。

シーツとタオルが支給。二段ベッドが4台ぐらいありました。

205室の4番ベッド。

ふぅ、と一息。

着替えその他をベッドの上に投げ出して、貴重品だけと、リュックを軽くし、

一路ノシャップ岬へ。

 

ま、別に行かなくても良かったのですが、

夕食にはまだ早かった、ので。

よもや、1時間も歩かされるとは思いませんでした。

 

海沿いをトボトボ歩いて、自衛隊の前を歩いて、

そしたら、どんどんバスに追い抜かれて行きました、

バス停を見てみると、20時ぐらいまで、20分に1本ぐらいで、バスが出ています。

やるなぁ稚内、と。根室もちょっと見習うべき…でもないか。

基本的に距離が違うので、と。

 

行って、例のとすれ違って、帰りは流石にバスを使いました。

感想?

トイレがキレイなのと、イルカの何かがあって、後は漁船しか見えませんでした。

ガスっていて。

 

さて。

稚内の繁華街をちょっと歩いて見て。

飲み屋の何のは、ある程度機能しているようですが、

メインストリートはシャッター街でしたね。

ま、観光客は、飲み食いはしても、婦人服とか買わないし。

 

そんなこんなで、ビール半額の貼り紙に吸い込まれるように、

良くわからないバー的なところに入り、

ビール・ビール・唐揚げ・ビールと、怒涛のように。

 

セコマで、飲み直し用の何かを買って、ドミトリーに戻ると、

私のベッドで誰かが寝ている。

荷物が無い…

 

寝ているのをじっと見ていると、爺さんが気がついたようで、

何か?と。

荷物しらない?と。

これ?と。

出してくる。出すぐらいなら、寝るんじゃないよ?と言う気持ちを抑えつつ。

 

一応、私の方の荷物は、これで漏れなく帰ってきたわけですが。

 

僕の荷物は?と、爺さんが。知らねぇよ。

一騒動。

 

オーナーに話をすると、何だか違う部屋のベッドと間違えていた、と。

そっちの荷物もすぐに見つかって。

僕ももう歳なんでね、と。年寄りがこんな貧乏旅行するんじゃないよ?と言う気持ちを抑えつつ。

 

ベッドを変えて貰って、シーツを新しくして…と。

オーナーが、お詫びにビールの一本でも、と言うので、

食堂で一杯やりながら、話なんかをして。

 

オーナーは40前ぐらいで、本土の人

10年ぐらいIT系やって、それを辞めて、

こちらで元はユースホステルだった物件を買い、

リフォームして、去年だかに開業したそう。

そしてこのコロナで、死にそうだそう。

 

そう言えば、漫画とかが積んであるコーナーに、

古いホステル時代の写真アルバムが置いてありました。

何というか、古き良き時代、みたいな、

丁度よく色褪せた写真が、ありましたね。

それだけです。

それぞれに感想を持てと言われても、大変ですし。

 

適当に切り上げて、寝ました。明日も早い。