網走駅には、こんなモノがありました。

温度計は見にくいでしょうか、0か1か。

連絡が無いので連絡すると、両親はもう、女満別からホテルに着いていると。

おっとり刀で走って行きました、嘘です、歩いて。

 

半年ぶりの両親は、大して老いもせず。

ま、この先は老いることも無いでしょうね。

 

と、言うことで、チェックインは出来ず、荷物だけ預かって貰って。

監獄方面へ。

タクシーで10分程度。

途中で、運転手さんに、どれだけ掛かりますか?と聞くと、

2時間ぐらいかな?と。

いや、随分かかるな、とは思うものの、じゃぁ、と、

2時間後に来てくださいよ、と。

 

監獄。厳密には、監獄博物館。

守衛は、生きてる人かと思ったら、人形でした。

何だか、外国人が多いねと言う話をしていたら、お父さんが逆方向から周り出し。

一番最初の教誨堂と言うところ、ワックス掛けてある床に、土足、

雪を噛んだ靴で上がるものだから、両親も私もツルツル滑って、

あわやと言うシーンもありました。

当然?かどうかはさておいて、殆どの施設が、無暖房。

ま、風も無いので、問題はありませんが。

 

その次が、懲罰房…なのか独居房なのか。

外にあって暖房も無さそうな独居房で、闇牢にも出来る、と言う奴。

寒いのと、人の存在を感じられないのと、闇。

これが応えるそうですね。親近感。

 

お風呂。

倶利伽羅紋紋の説明もありました。

要るのかな?要るのでしょうね。

 

本房の方が、例の放射状のアレで。

例の白石由竹…じゃない、白鳥由栄の脱獄した房とか。

五寸釘寅吉の五寸釘とか。ま、五寸釘は網走からは逃げていないのですが。

 

豪勢な作りの展示館があって、そこも見学。

「網走市は、市政と刑務所が、両輪で回している」と言う、所長さんコメント等も。

「高倉健のせいでイメージが悪いが、今は短期の囚人が多いので、そんなことはありません」とか。

雪かきもしますし、祭りの山車とかも作りますし、工芸品も売っています、とか。

 

で、2時間ではちょっと足りずに、駆け足になりました。

展示館をもうちょっとじっくり見れたり、土産物屋覗いたり、

3時間あれば、万全だったかと。

 

ホテルに戻って。

例のバンディの番組を見たら、ちょうどコロラドの裁判所から逃げていました。

ああ、と思っていると、捕まって。

今度はコロラドの刑務所から逃げていました。

 

夕刻。

どこで晩ごはんを、と言うことは考えていなかった、わけではないですが、

やはり雪が可也残っていたので、歩かせるわけにも、と言うことで、

駅の隣のイタリアン?へ。

 

ボタン海老のマリネと、鹿肉のソーセージから。

ご両親には好評で。

鹿肉はちゃんと加工すれば良いけど、手間がね、と。

 

メインに、ウニとイバラ蟹のパスタ、牡蠣とほうれん草のパスタ、を注文して、分けて食べて。

 

食後に、本日の感想等を。

いや、本当に寒そうだったわね、と母親。

吐いた息が凍ると書いてあったものね、と母親。

誰だったかしらね、と母親。

徳田球一、と私。

ああそうだったわね、トッキュウがアカでね、と母親。

この後しばらく、トッキュウとアカを連発。

まぁでも、アレは個人プレイで、共産党の役には立たなかったからな、と父親。

 

何だかゾワゾワしました。

 

その後、私は、コンビニまで歩いていって、寒い中。

飲み直しを買って帰って…無意識なのか、赤い色の酒になっていましたが、

呑んで寝ました。

寝入りばなに、駅のアナウンスが聞こえ。

網走駅の改札開始アナウンスは、かなり遠くまで聞こえるようでした。

2212斜里行き鈍行