兵庫県が荒れている。百条委員会の調査が議決され、これから知事の行ったパワハラ行為など調査に入る。笠岡市議会でも過去、2度にわたり百条委員会を開いた。議会側の人間として関わった経験から言えることだが、調査決定に踏み切った議会は事前に相当な情報を掴んで、核心に迫れる可能性ありと踏んだに違いない。残念なことに、一人の県庁幹部がなくなってしまったが、そのことを受けてか副知事が今日、辞任の意向を示し記者会見を開いた。

会見では、知事の政策立案能力を評価しつつも問題点として人とのコミュニケーション力の無さを挙げていた。そりゃ、政治家として致命的だ。笠岡市議会も前市長のパワハラ問題を特別委員会で取り上げた過去があるが、その事案が発覚した後の、市長をはじめとする取り巻きが隠ぺい工作に走った事実を報道が取り上げたことがあるが選挙前と言うこともあって、そうとう慌てたのだろう。結果、落選。兵庫県でも同様、次の知事選挙の結果は県民が握っている。副知事の記者会見での無念な涙姿を見て、その潔さと責任ある行動に、きっと多くの人が知事の今後の行動や言動に注目する人は多いはず。

 

さあ、政治家としてどうするか。人間としてどうするか。