190501_令和の元旦に思う。
 

「令和」という時代が始まりました。
 

私自身は、右か左か、という二元論的な単純な切り取り方に興味はないのですけれど、皇室が世界一永く存続しており、その長い長い歴史の中に生きて、その節目に自分が日本に生きるひとりとして立ち会えて、それをテレビやインターネットの中継を通じてであったとしても、実際に目で見たり、耳で聞いたりすることで、その息吹を感じ取ることができる、という事実には、感じ入るものがあります。

天皇制の是非を論議するほどの高い見識や蘊蓄は、残念ながら持ち合わせていませんが、今朝の「即位後朝見の儀」において、新天皇さまが発せられたお言葉の一つ一つに、126代という脈々と続いた襷への大きな大きな責任と重圧とそれに対する覚悟とを、ヒシヒシと受け取るにつけ、自分自身のあり方を省みるより他ありません。

もちろん、皇位継承と比較できるほどに立派なことは一つもありませんけれども、それを見て個人として、心に思ったり感じたり誓ったりすることはできるわけで。

せっかくの新元号であり、崩御ではなく即位というひきつぎあとつぎの機会に、少々自分の言葉で感じたことを記してみたくなった令和の朔日でした。
 

外交において皇室が果たす大きな役割について、以下の書籍に詳しく、以前読んで非常に大きな感動、感銘と学びがありましたので、この機会に、ぜひ読み返したく思っています。
 

「知られざる皇室外交」西川恵(角川新書)