これは一ヶ月くらい前に来ていただいたお客さんで、デイナさん(仮名)のお話です。








アメリカでは本当に体が大きい人が多いのですが、


デイナさんもそのひとりで、身長160センチくらい、体重は200キロちかくの女性でした。










彼女はこの週末にブラインドデートで、ここから2時間ほどの町に行くんだ、と言っていました。






ちなみにブラインドデートとは、大抵は友達の紹介で、会ったことの無い人とデートをするという、



アメリカでは良くあるデートです。







日本での友達の紹介違う点は、






アメリカでは、友達が会わせたいと思っている二人に、相手の電話番号を渡して、


その後その友達は ノータッチな所だと思います。










日本では、一番最初に会うときは、友達も含めて皆で遊びに行ったり、



カラオケをしたりして、知り合ったりする物ですよね。












こっちでは 一番最初に会うときから、互いだけで会うのが普通で、




その一番初めのデートをブラインドデートと呼びます。










ちなみに私は外見で人を判断するのは嫌いです









人間どんな外見をしていようが、中身で判断されるべきだと信じています。












でも、身だしなみはやっぱりその人 中身の一部なのでは?  とも思っています。





例えば、朝、歯を磨かないでで出てきたな、というような人や、



 髪の毛ぼさぼさの、まさ今起きてきたようなナリでデパートを歩き回るのは、(その人の勝手なのですが、)






外見というより、中身の問題だと思っています。












デイナさん    「今日は金曜日だから、これから準備して出ても、遅い夕食には間に合う時間だし、

            

           アクリルの爪をつけてから行く事にしたのよ。」


            


             (こっちではブラインドデートや、旦那さんや彼氏との特別なデートの前にネイルサロンに来     

             

             る人はとても多いです。)






斉藤        「そうなんですか、楽しみですね。電話で話した感じでは、気が合いそうな相手でしたか?」





デイナさん    「私は 39歳なんだけど、相手の男の子は、若くって、まだ26歳なのよ。」





斉藤        「はは、結構若いですねー。年上よりは、年下の方が好みなんですか?」

            





デイナさん    「若ければ若いほどいいわよ。セックスの持続力も長いし、 


            それに私 外見が若いってよく言われるから、若い子の方 見た目的にも釣り合うし   

            

            ね。」


             (ちなみに彼女は、私には年齢相当か、それ以上に見えました。)





斉藤        「。。。。。。ははは、  相手はどんな人ですか? 写真はもう交換したんですか?」 

            

            



            (携帯などで写真を交換してから会う人が殆どなので。ちなみにこの時私は相手がどんな人    

            

             なのかとても興味があったので、できれば写真を見せて欲しかったんです。) 










デイナさん    「写真は交換してないわ。でも友達の話では 結構かっこいい子みたい。

            


            だから楽しみなのよー。 やっぱり男はかっこよくなくっちゃ会う気もしないわよね。」




 





そういったデイナさんの口もとは、本当に冗談抜きで、一センチくらいあるヒゲが生えていました。









そしてあご辺りまでの長さの髪の毛は、下半分金髪に染めてあり、



根元の方の半分は、白髪と茶色がちょうど半々に混ざった地毛が出ていて、まさにプリンちゃんそのものでした。








そして 鼻の横にあるほくろからは、二センチくらいの毛 五本くらい伸びていました。











” 男はやっぱりかっこよくなくっちゃーね 



 

という台詞は、日本ではかなり可愛い女の子しか言ってはならない台詞のよな感じがしませんか?










私はします





ちなみに私は口が裂けても言わない台詞の一つです。














それにしてもせっかく  爪を綺麗ににするんだったら、 他にもも色々身だしなみを整えて行って欲しかった。









まあどうでもいいんですけどね。。。

これは私のお客さんの中でもかなり常連で、もう何年も通って下さっている方、ジョリーンさんのお話です。






この人は本当にとてもすばらしい人で、私にとってはアメリカでの 母親的な存在の人です。






彼女が六人目の子供に恵まれて、一年ほど経った時、ジョリーンさんは


自分が不思議な夢をいつも見続けていることに気付きました。





それは、小さな男の子が、(赤ちゃんと読んでいいほどの年だったそうです)


見たこともない部屋の隅で、裸で丸くなって泣きながら、


僕の事を忘れているよう、、、、。。と言続けているというものだったそうです。






毎晩毎晩その夢をみるうちに、彼女は自分がもう一人子供を産むべきなのではないか??


と考えるようになったそうです。






でもこのとき、彼女はすでに六人の母。


しかも六人目の子供は体が弱く、これ以上子供はいらないね、と夫婦で話しあい、決めた後。









旦那さんも、これ以上子供が居ては、経済的にも大変だし、これで充分だろう、とジョリーンさんを説得し続けたそうです。






自分でも夫が正しいと思う中、毎晩みる夢に確かな確信を覚えて、旦那さんを逆に説得して、7人目の子供を産む事にしたそうです。






この頃は、まだ生まれるまで性別なんてわからなかった時代。



でもジョリーンさんは、この七人目の子供が男の子であると確信していたそうです。






生まれてきた子供は、ジョリーンさんが夢で見た通り、金髪の男の子だったそうです。









七人目の赤ちゃんを産んだその日、ジョリーンさんは、また同じ夢を自分がみている事に気付きました。





いつもは男の子が泣いている部屋の角、そこにはもう誰も居なかったそうです。













私はこの話を聞いたとき全身に鳥肌が立ったのを覚えています。




 


その七人目の赤ちゃんも今は31歳で、二人の子供のパパ。






人生って面白いですね。(^^)

ドロシーさんは、半年くらい前に一度だけアクリルの爪をしにきたお客さんです。





最初に彼女を見たときの印象は、



35歳くらいの、太っても痩せてもいない、特別美人でもなければブスでもない、



ごくごく普通の女性に見えました。







彼女は、これからブラインドデート



(こちらで言う、友達の紹介でするデートで、まだ一度も会った事の無い人とするもの)



に行ってくるので、爪を綺麗にしに来たのだ、と言っていました。





ドロシーさん   「夫との離婚がまだ成立して無いんだけど、まあ時間の問題だしね。気晴らしにデートに行って     

            


           くることにしたの。」

            

           (こちらでは離婚が何年も成立しない事がよくあるので、離婚を待たずにデートに  

                    行く人が殆どなんですです。)







斉藤        「そうなんですか。離婚は時間もかかるし大変ですよね。早く終わるといいですね。」 








ドロシーさん   「夫がねー、別れたくないらしいんだけど、私の中ではもうとっくに終わっていることだから。。


            


            もっと正直にいうと、出会った頃から



           

            彼を愛した事は一度も無かったしね。」








斉藤        「??  一度も無いってこともないでしょう?冷めてしまっただけで。」 









ドロシーさん   「私ね、ちいさいころから、結婚するまでずっと太っていて

            


           結婚当時は体重が160キロ以上あったのよ。

           

           (この時の彼女は、60キロくらいに見えました。)

           

           


           だから、みんなが、彼を逃したら一生結婚できないよって言うのを信じ込んで、

           

           


           それで彼と結婚したのよ。でも彼に恋をしたことは一度も無かったわ。」




           


           「彼は外見的にも背も小さくってって、カッコイイというタイプの人ではないし、


           


            私の事を凄く愛してくれて、医者をしているからお金も稼いでくれるし、

            

           

            とってもいい人なんだけど、彼を男の人として愛した事は一度も無いわ。」




           




           「彼の稼いでくるお金で充分生活できて、私は働かないで済んだから、


           


            ジムにいっぱい通って、専用のトレイナーも雇ったし、


           


             そのほかにも 整形美容の手術で脂肪の吸出しもしたわ。


            



             夫は私がどんな外見でも気にしないと言ってくれたけど、


            


             私がしたいことは何でも反対せずにやらせてくれたから、

     

            


             彼のおかげで体重をここまで落とすことが出来たのよね。




           






              でも、念願のスリムな体を手に入れたら、

            

           


              途端に色んな男性が声をかけてくれるようになって、

            

               


              その中にはかなりかっこいい人もいたりして、


              


              人生の中で初めて女としてドキドキするようになったのよ。」









斉藤        「。。。。。。。それで離婚する事にしたんですか?」








ドロシーさん   「彼はまだとってもショックを受けているけどね。。私の中ではもう終わっている関係だから。」










斉藤        「。。。。。。。。。。。」











色々な意見があると思いますが、私はこの人 大馬鹿だと思ったのを覚えています。










いったいこの人は、何を求めているんだろう?







彼女が160キロ以上あった時から、彼女を心から愛してくれて







やりたい事をお金を惜しまずやらせてくれた旦那さんを捨てて、いったい何が欲しいんだろうか。。。







外見がかっこいいだけの男性なら、どこにでも転がっている。




でも、いったいこの世の中で、どれ程の男性が、



160キロある女性を外見で判断せずに、心底愛してくれるだろう。。
















この人は、世界中の女性が喉から手が出るほど欲しいものを持っているのに、














それに気付いてもいないんだな。。



と思ったのを覚えています。







彼女の外見を関係無しに心から愛してくれた男性を捨てて、



痩せて綺麗になったから声をかけてくれる男性に乗り換えるんだ、と言っているように私には聞こえました。
















私の場合、私の元夫が、カッコイイだけの中身がまったく無い人だったから、




余計に苛立ったのかもしれないですね。







皆さんはこのドロシーさんの決断をどう思われますか?