半年ぶりの登山記録アップになります。
もし見て頂けるのであれば幸いです。
その間、登山は月に1~2回程度(天拝山、宝満山、牛頸山)でロングはまったくないので体力がかなりダウンしています。
日本百名山の中で難易度も体力度もベスト10に入ると言われる宮之浦岳にトライできるのだろうか。

5/18(土)屋久島は50年に1度の大雨で登山道や道路も決壊、登山者が下山できないという状況だった。
5/16(木)に屋久島行きのフェリーを予約していたので登山できるかという不安があった。
5/20(月)に屋久島の役場に聞いてみたら宮之浦岳に登る登山口は白谷雲水峡だけ大丈夫とのことだった。

当初は淀川登山口からピストンを予定していたのだが、白谷雲水峡からだと1泊が必要になる。
食料・調理器具や寝具など背負うものが多くなり往復32kmが体力的に大丈夫かという心配があった。

5/21(火)早朝の鹿児島発カーフェリーで午後屋久島に到着したが、
風邪で体調がよくないのでドラッグストアで薬を買って飲み翌朝からの登山に備えることにした。

海岸の公園で車中泊して登山口の白谷雲水峡に向かう。


2019年5月22日(水) 晴れ

白谷雲水峡から1泊2日のピストン(32km)になります。
荷物は食料と水類2.5L、調理器具、寝袋、カッパ、衣類、防寒着などで10kgくらい、ストックを忘れた。

↓6:40 白谷雲水峡の登山口
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ここで1000円のお支払いです。
係員に聞くと宮之浦岳へは男女ペア1組だけ、あとは数十名は縄文杉のようです。
大雨の後なので登山者は少な目のようです。
 
↓渓谷の水量が凄いです。
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↓7:22 最初の屋久杉 くぐり杉 -- くぐりました。
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↓7:32 苔むす森はとても綺麗でした。
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↓7:54 辻峠  ここから下ります、嫌ですが。
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8:29 楠川分れ  だいぶ下りました、帰りの登りがたいへんそう。
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↓約1時間のトロッコ道歩きです。 登山道なのでトロッコは走ってないだろう。
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9:22 大株歩道入口  ここからきつい登りになります。
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9:41 ウィルソン株
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↓ハートの撮り方を間違えたかな。
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↓登山道は木道や木の階段で整備されているところが多いです。
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10:49 縄文杉  遠景
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↓圧倒的な迫力でした。 若杉山の大和の大杉とは違った雰囲気です。
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12:23 今日の宿泊地、新高塚小屋に到着です。
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10kg担いで5時間以上登るともう足が動かなくなりました。
でも早く着いたけど何もすることがありません。
環境省の方がいたので携帯の入るところを聞いたらここから少し戻った小高いところでドコモが入るらしいので、そこで暇つぶしをしました。

ヤクシカがエサを探しにきてました。
小屋にはネズミが出ると書いてありました。
1人で泊まるのは気持ち悪いので誰か来ないかと待っていたら、若い方が1人来ましたがテント泊のようです。
横浜から来られたようで翌日宮之浦岳に登るとのことでした。

何もすることがないので夕方5時くらいから寝ようとしたのですが、寒いのとネズミが怖くて全く眠れませんでした。 
 

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2019年5月23日(木) 晴れ
 
朝4時前に起きてカップ麺の食事をして宮之浦岳を目指します。
荷物の半分くらいを小屋にデポしました。

横浜の方もほぼ同じ時刻に出発しましたが、とても足の速い方でついていけませんでした。
昨日の疲れもありマイペースで登ります。
 
以下写した写真を並べます。
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↓5:59 左が宮之浦岳、右が永田岳だろう。
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↓6:26 焼野三叉路  岩がゴツゴツした永田岳が見える。
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焼野三叉路  反対に宮之浦岳が聳え立つ。
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6:47 九州最高峰 宮之浦岳に到着です。
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宮之浦岳 山頂からの景色1  永田岳とその右にネマチ
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宮之浦岳 山頂からの景色2
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宮之浦岳 山頂からの景色3
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宮之浦岳 山頂からの景色4
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↓7:57 永田岳山頂  標識が壊れてました。
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↓永田岳山頂からの景色1  宮之浦岳
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↓永田岳山頂からの景色2 ネマチ? 障子岩
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↓永田岳山頂からの景色3
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↓永田岳山頂からの景色4
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だいぶボケてました。
 
永田岳から少し下った鞍部で食事休憩です。
京都から来られた方と少しお話しをしました。

↓8:29 もう一度、宮之浦岳
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ここからは新高塚小屋のデポした荷物を回収して白谷雲水峡まで一気に下ります。
距離にして15kmくらい6時間くらいで下れるかなぁと思っていたら、
荷物が増えた後から足が全く動かなくなり、フラフラになりながら登山口に辿り着きました。
体力低下しているので過信してはいけないと思いました、でも戻れてよかった。
 
↓大株歩道入口でトロッコ列車が走っているのを見れました。
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1日目:5時間43分(徒歩5時間20分)地図帳:7時間15分 
 白谷雲水峡  (06:40)→1時間14分
 辻峠     (07:54)→35分
 楠川分れ   (08:29)→53分
 大株歩道入口 (09:22)→1時間27分
 縄文杉着   (10:49)休憩
 縄文杉発   (11:12)→1時間11分
 新高塚小屋着 (12:23)
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2日目:11時間53分(徒歩11時間5分)地図帳:14時間5分 
 新高塚小屋発 (04:54)→1時間32分
 焼野三叉路  (06:26)→21分
 宮之浦岳   (06:47)→1時間10分
 永田岳    (07:57)→ 7分
 永田岳下着  (08:05)食事休憩
 永田岳下発  (08:29)→2時間11分
 新高塚小屋着 (10:40)荷造り
 新高塚小屋発 (11:03)→1時間33分
 大株歩道入口 (13:36)→3時間11分
 白谷雲水峡  (16:47)
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同行者: 単独
[総 時 間]  17時間36分(宿泊除く)
[総歩行時間]  16時間25分 地図帳:21時間20分
[総歩行距離]  33.1km (SUUNTO 沿面距離)
[累積 標高]  2475mくらい

【感想】
1.初日は終始森歩き、渓谷や縄文杉と気持ちよく歩けるが10kg担ぐとかなりきつい。
2.縄文杉コースは登山者でなくても人気だがアップダウンが多くとても険しい。
3.2日目が本来の目的の登山で稜線に出ると素晴らしい山々の景色を堪能できる。
4.宮之浦岳までは特に難しい場所はない、永田岳へは崩壊した箇所を修復中だった。
5.久しぶりの長時間で下山した時には脱水症状と過呼吸で苦しく回復に1時間くらいかかった。
6.天気は最高によくて人も少なくよい時期に行けてよかった。

【メモ】
1.宮之浦港にビジターセンターがありここで登山情報を教えてもらった。
  最終的には宮之浦の役場に聞いた方がよい。
2.新高塚小屋から先はヤクシカによく遭遇するがまったく逃げる気配はない。
  でかいヘビ1匹、登山口に行くまでにサル多し。
3.ドコモ携帯:縄文杉、新高塚小屋近くの小高塚岳付近、
  宮之浦岳の稜線付近は何とか入る。
4.お風呂は「楠川温泉」  300円 石鹸なし 
5.食事は「お食事処 潮騒」
6.ドラッグストア:
 宮之浦港から10km下ったところにモリとドラッグ11がある。
7.スーパー:宮之浦港近辺に2~3箇所ある。
8.モスバーガー:安房にある。
9.車中泊場所:宮浦小から海岸に出たところに公園のようなところが静かでトイレもあった。


帰りは翌日午後の便で鹿児島港に夕刻到着、銭湯のような福助温泉で汗を流し、
鶴丸高校近くでとんかつ盛よしで夕食を取り、高速で福岡に戻った。

※九州百名山は95座になったがもう屋久島へは行かないつもりなのでこれにて終了とする。