2014年5月4日(日) 晴れ
 
1年半前の年末にkamiさんから大崩山(№67)の話を聞いて以来ずっと気になっていました。
やっと念願かなってTOMさん、てちさんとの遠征となりました。
当初 5/4,5 の計画を5/5に雨が降るとの予報に、急遽5/3,4に変更しました。
5/3は移動および大崩研修棟で一泊します。
5/4は朝6時前に出発し午後14時くらいに下山する計画としました。(九州百名山地図帳によると7時間コースです)
 
5/3 10時、博多駅で待ち合わせして私の車で延岡方面に移動します。
ゴールデンウィークでどんたくも開催されていて、福岡市内および近辺は渋滞がひどくなっています。
都市高速から大分米良ICまで高速の予定でしたが、kamiさんに教えてもらったルートに変更しました。(kamiさんありがとうございました)
小郡ICから高速に入り九重ICで降りてR387→R442→瀬の本→竹田市→豊後大野市→R326→道の駅宇目を過ぎて右側に祝子川(ほうりがわ)温泉の看板が見えたのでそこから峠道(黒内谷、黒原山)を越えて、降りて来たところに祝子川温泉・美人の湯が見えてきました。(16時頃到着)
 
大崩研修棟の宿泊はここ美人の湯で受付をします。
早速kamiさんに教えてもらっていたプリンを注文します!
しかし、プリンを作っていた方がもういらっしゃらないという理由でしばらく販売していないとのこと、とても美味しいと聞いていたので悔しさがつのります。
 
近くにある大崩研修棟に荷物を置いて、美人の湯で汗を流して18時から夕食となりました。
ここではTOMさんから水炊きをごちそうになりました。
準備もあってたいへんだったと思います、いつもありがとうございます。
 
大崩研修棟には我々3人の他には、2人、3人、3人、4人の5グループ15人でした。
19時を過ぎると、起きているのは我々3人ともう1グループの3人だけになりました。
20時くらいにその3人さんが我々のところに来られて、みんな寝ているけど常識的に21時くらいまでは「よかろうもん」ということでご一緒させていただくことになりました。
宮崎から来られたお三方の息の合ったお話を聞いているうち、その中のお一人が山の上一番さんとお伺いした時は我々3人は大感動、そのあとは大爆笑でしたね。
山の上一番さんも私のことを覚えて頂いていて、とても嬉しかったです。
これからという時、時刻はもう21時、残念ながら就寝の準備をするのでした。
お三方は、山の上一番さん、黒ヒゲさん、高さんですね。
ありがとうございました。
そして早目に就寝されていた方々、騒がしくて申し訳ありませんでした。
 
↓研修棟 朝方の様子
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↓ここで寝ました。
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5時20分頃研修棟を出発して車で登山口に向かいます。
すでに車は道端に数十台止まっており、昨夕の下見状況とあまり変わらないくらいいっぱいでした。
 
↓5:43 大崩登山口(祝子川)  登山者名簿にも記帳しました。
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いざ九州の秘境へチャレンジです!
 
↓大崩山荘への道   楽しそうです。
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↓大崩山荘への道  小さな徒渉です。 TOMさんごめんなさい。
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↓大崩山荘への道 祝子川の岩もスケールが大きいです。
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↓大崩山荘への道 コブのような岩峰は少し朝日が当たってました。
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↓6:10 大崩山荘 数人の方が準備をされてました。 テント泊の方も。
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↓すぐに分岐  三里河原の方から周回して坊主尾根から戻ります。
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↓小さな花をつけたつつじもたくさん見ました。 (イワツツジ? ミツバ?)
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↓象岩トラバースの練習
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↓祝子川徒渉ポイント  水位は大丈夫でした。
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↓7:44 袖ダキ展望所より
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↓袖ダキ展望所より  下ワク塚です。 絶景に圧倒されます。
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↓こちらがルートです。
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   ↓これがアケボノツツジですね。 確かに可愛らしいです。 
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下ワク塚はよくわからなくてスルーしたようで、中ワク塚を越えて行きます。
 
↓8:20 中ワク塚の最初の方かな~。 
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ここにはたくさんの人が景色を楽しまれています。
先に行った2人を追って、先に進むと、木の枝に右膝付近を激突、大きく腫れて出血していたのでTOMさんとてちさんから治療してもらいました。
すみません、怪我をしてしまいご迷惑をおかけしました。
 
↓9:08 上ワク塚付近  上ワク塚には登りませんでした。
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↓9:23 りんどうの丘分岐
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↑ここから真っ直ぐ行くと、山頂です。
TOMさんは山頂には行かないで、上ワク塚に戻ります。
私とてちさんは山頂にいかないと登山にカウントできないと考えているので、山頂を目指すことにしますが、右足の具合が芳しくありません。
そうこうしていると、先ほどまで我々と同じペースで登られていたトレラン青年のお二人が。
何とその方々からよく効く鎮痛剤をいただき、そのあと痛みも緩和されました。
TOMさんからも薬をいただき、ありがとうございました。
 
山頂への距離は1.6km,標高差は200mもなく、歩きやすい道になります。
私はトレラン青年の進言もありザックを分岐にデポ、身軽な山歩きになります。
 
最後は狭いスズタケのような道を通って
↓10:03 大崩山山頂 1643m (標識は1644m)
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木が生い茂っていて、まわりの山々は綺麗には見えません。
でも少し広めでなかなかよいところです。
 
ここでしばし休憩、てち婦人特製のあんころもちを2つ頂きました。
手作りの味が最高で、おかげで脚の痛みが和らいだようです!
5分ほどで下山開始します。
 
途中、東京から来たという壮年の団体さん。
2日前が傾山、昨日が祖母山、今日が大崩山、明日が尾鈴山という宮崎名山三昧の旅のようです。それにしてもあの年齢で凄い体力の面々でした。
 
↓10:29 下山途中で大崩山を
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10:43 りんどうの丘分岐に戻りました。
TOMさんが待っていてくれました。
りんどうの丘に向かいます。
 
↓10:52 りんどうの丘に到着 ここは景色がよいです。 上ワク塚
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↓中ワク塚
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↓アケボノツツジと思います。
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↓ここで昼食 TOMさんに用意してもらった五目ごはんアルファ米と缶詰
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TOMさんここでもありがとうございました。
 
11:37 お腹もいっぱいになってここから後半戦です。
ハシゴ場が10か所以上あるとのことです。
 
↓アケボノツツジが綺麗でした。
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↓12:02 小積ダキからの景色
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↓象岩 後半の難所です。
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↓12:29 象岩トラバース
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ワイヤーロープをつけてくれていますが、足場が危険です。
   ↓簡易ハーネスとカラビナで安全確保します。
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   それでもかなり怖かった。
 
↓ここもかなり怖い岩場
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 ↓13:10 米岩が見えるところ
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  ↓黄色いヒカゲツツジが咲いていました。(先行する女性に教えてもらう)
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ハシゴ場がなくなると、やや急で長い枯れ葉道をくだります。
途中右足をかばうあまり左足で支えきれなくなり転倒、左足も負傷しましたが、気合で最後まで頑張ります。
 
↓14:09 祝子川徒渉ポイント
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川を渡った後は、すぐに大崩山荘に到着します。
そこから25分くらいで大崩山登山口に戻ってきました。
かなり時間がかかってしまったのは、ハシゴ場などで渋滞が多かったためです。
 
TOMさん、てちさん、いろいろとご迷惑をおかけしてすみませんでした。
これに懲りずまたご一緒してください。
 
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登り: 4時間20分  (徒歩4時間20分)(地図帳4時間10分)
 大崩山登山口  (05:43)→27分
 大崩山荘    (06:10)→22分
 祝子川徒渉P  (06:32)→72分
 袖ダキ展望所  (07:44)→40分
 中ワク塚付近  (08:24)→44分
 上ワク塚付近  (09:08)→40分
 りんどうの丘分岐(09:23)→40分
 大崩山山頂   (10:03)
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下り: 4時間29分 (徒歩3時間30分)(地図帳2時間50分)
 大崩山山頂   (10:10)→33分
 りんどうの丘分岐(10:43)→40分
 りんどうの丘着 (10:52)
 りんどうの丘発 (11:37)→25分
 小積ダキ    (12:02)→27分
 象岩トラバース (12:29)→25分
 米岩展望    (13:10)→59分
 祝子川徒渉P  (14:09)→30分
 大崩山登山口  (14:39)
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同行者: TOMさん、てちさん
[総  時  間]  8時間56分
[総歩行時間]  7時間50分くらい
[総歩行距離]   約12.6キロ
 
【感想】
1.登山口から森に入り素晴らしい登山道、徒渉後は険しい急登の連続でとても登り応えがある。
2.袖ダキ展望所での岩峰の眺め、中ワク塚での絶景を鑑賞できた。
3.大崩山山頂まで4時間以上を要するかつてない長い道のりだった。
4.りんどうの丘からは上ワク塚、中ワク塚が一望できて最高の休憩場所でした。
5.周回後半の下りは、ハシゴが10回以上現れて山の険しさを語っている。
6.祝子川の水位はそれほど高くなかったので今回は問題なく渡れた。
7.山頂は狭いわけではないが木が少し邪魔をしており、景色を堪能することはできなかった。
8.怪我をして2人のトレラン青年さんに薬を頂き、本当に有難かった。
  今度お会いしたら一緒に走りましょうね。
9.山の上一番さんにお会いできてとても嬉しかった。
 
【評価】
■歩き易さ ★★★☆☆ 3点  
  とても険しい山です。
  登山口から大崩山荘、りんどうの丘~大崩山は歩きやすい。
■虫蛇蚊蜂 ★★★★★ 
  特に問題なかった。
■眺  望 ★★★★★ 5点
  荒々しい岩峰、自然が作り上げた風景が素晴らしい。山頂からはイマイチ。
■爽快さ  ★★★★☆ 4点
  森歩き、徒渉、険しい岩登り、りんどうの丘の景色、気持ちよく
  楽しめますが、後半の下りが混雑もあり時間がかかるのが残念です。
■総  合 ★★★★★ 5点
  これぞ登山といった大崩山を3人で歩けたことが嬉しかった。
  また来年訪れてみたいと思った。
 
※靴:バスク ベロシティ 2.0 GTX
  ◎トレッキングシューズ
  ○トレランシューズ
  ×ジョギングシューズ
 
※ストック なし
  登り:岩場や急登が多く邪魔になります。
  下り:ハシゴや滑りやすいところも多いので使う場所が少ない。