2013年9月7日(土) 曇り
 
韓国岳を下山した後、県道1号線を通り登山口のある高千穂河原に向かいます。
距離にして7~8kmくらいでしょうか、信号がないのですぐに着きます。
8時過ぎに到着、駐車場は有料(410円)ですが、まだ管理人さんがいないので帰りに払うことになりました。
 
高千穂峰(№83)、「道が滑りやすい」、「逆鉾が刺さっている」、「龍馬伝」ということくらいしか知りませんでしたが、滑りやすさの程度が予想をはるか越えた山でした。
↓駐車場から見た鳥居  登りはこの右側にある自然研究路からスタートします。
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↓右側にある自然研究路の案内
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↓8:18  自然研究路の道 ここからスタートです。 道はよさそうです。
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この道はややきつい道もあり少し濡れていると滑ります。
 
↓8:29  登山道分岐   この石段を登って行きます。
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↓8:36 凄い砂場が現れました。  これ登れるとかいな?  かなり長そう。
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↑砂浜のようなザレ場です。 一歩進むと半歩分くらい戻ります。
 体力がかなり消耗します、砂も靴の中に入ってきます。
 何か方法はないかと考えながらもズルズル滑りながら歩いていると、石や岩が突起しているところがあり、その上は滑りません。
 ただそういう場所がずっと続くわけではありませんから、やはり砂場を避けては進めません。
 
↓8:59 少し上の方に出てきました。 (ザレ場が始まって23分)  右側は凄い火口が見えます。
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↑左側も凄く滑りそうな崖です。
 
↓右側の凄い火口です。
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↓9:05 山頂はまだまだです、左側に見えてきました。イメージ 9
 
一旦下って、鞍部にきました。
 
↓9:08  背門丘(せたお)  霧島神宮元宮   お参りをします。
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↓9:26 高千穂峰山頂着 1573m  (1時間8分経過)
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最後までたいへんな道程でした。
足を出しても戻ってしまうので、疲れ方も倍増します。
これほど登りでストレスの溜まる道は経験がありません。
 
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やっと会えた天の逆鉾です。
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違う角度から
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ズーム   虫が飛んでます。
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↓9:44 高千穂峰から下山します。
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下りもずるずる滑るので気をつけてと思ってましたが、スピードを上げても結構走れます。
いぼりながら、滑りながらサクサクと進めます。
ほとんどこの調子でザレ場の最後まで行けました。 
ものすごく楽しかったですが、靴に入る砂の量も凄かった。
 
以前、同級生のまーくんが富士山から下るとき滑りながら降りるのであまり時間がかからなかったと言っていたことを思い出しました。 おそらくこの感覚だと思います。
 
↓足跡の深さが下りやすさを現しています。  アルプスの稜線みたい。
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↓10:16 最後までジョギングで高千穂河原の駐車場です (下山32分 だいぶ早かったぁ~)
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下山中、50人くらい登って来られてましたが、みなさん苦労してます。
休憩されている方もたくさんいました、気持ちがわかります。
ここは登りと下りで、まったく気分が変わる珍しい山でした。
 
 
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登り: 1時間8分 (徒歩1時間8分)(地図帳:1時間50分)
  高千穂河原   (08:18)→11分
  登山道分岐   (08:29)→29分
  背門丘(せたお) (09:08)→18分
  高千穂峰山頂着   (09:26)
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下り:    32分 (JOG 32分)(地図帳:70分)
  高千穂峰山頂発    (09:44)→25分
  登山道分岐    (10:09)→ 7分
  高千穂河原    (10:16)
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同行者: 単独
[総  時  間]  1時間58分
[総歩行時間]  1時間40分
[総歩行距離]   約5キロ
 
【感想】
 1.自然研究路から整備された樹林帯を抜けた後に現れるもの凄い坂のザレ場に圧倒された。
 2.これほど登りに苦労したことはないくらいの登山道でした。
 3.山頂の景色は残念ながらガスで何も見れなかった。
 4.下山ではあれほど苦労したザレ道を下るのがこれほど楽しいのかと言うくらい気持ちよく降りることができた。
 5.霧島連山は火口が近く、それが壮大ではあると同時に自然の怖さを感じた。

 【評価】
■歩き易さ ★★★☆☆ 3点  登1点、下り5点。
                                                滑りながら下山できなければ、悪路でしかありません。
■虫蛇蚊蜂 ★★★★☆ 4点  山頂では虫が多かったが、それ以外では気にならなかった。
■眺  望 ★★☆☆☆ 2点  天気がよければ、360度パノラマの眺望が楽しめた
                                                  だろう。
■爽快さ  ★★★☆☆ 3点  山頂まで直線的な尾根歩き、ザレ道に出たあとは爽快さ
                                                 よりも火山としての怖さを感じた。
■総  合 ★★★☆☆ 3点  スキーのように滑りながら下山できるところが
                                                  最高に楽しかった。
 
※靴:Timberland トレイル MID
  ○トレッキングシューズ
  △トレランシューズ
  ×ジョギングシューズ
  ・ここは靴よりもいかに砂を靴の中に入れないように道具の工夫が必要かと思う。
 
※ストック
  登り:滑り過ぎるくらい滑るので、あった方がよいかもです。
  下り:滑って降りるならいらないでしょう。
 
 
※まだ午前中なので、次は栗野岳に行きます。