今日は人間の記憶について書きたいと思います。
何かを記憶をするときにどのようにしていますか？
文章を読んでそれを記憶する。
話を聞いてそれを記憶する。
つまり・・・
目を使い、耳を使い記憶しているわけですね。
この時、脳にはどのようなことが起こっているのでしょうか？
脳生理学の観点から専門的に解説すると・・・
情報を符号化・貯蔵・検索の過程で処理しているのです。
詳細的には・・・
■情報を符号化せてタグ付けする
■情報を貯蔵
■情報を検索して引き出す
具体的に言うと・・・
★情報を符号化して暗記しやすいようにまとめる
★そのまとめた情報に目次をつける
★いつでもその目次を元に引き出せる
こどもの頃を思い出してみてください・・・
何かをまとめるときにファイルにしていませんでしたか？
この時に見出しを付けたり、グループごとにまとめた・・・
思い出しましたか？
これと同じことを脳の中でやっているのです。
そして、この３つの過程を経る中で・・・
記憶されていくのです。
この時の記憶の程度によって・・・
■感覚記憶
■短期記憶
■長期記憶
以上にわけられるのです。
これは非常に簡単で・・・
感覚記憶は数ミリ秒
短期記憶は３０秒
長期記憶は一生
記憶にとどまっているというのです。
もともと、人間の脳は優れています。
全部が全部記憶されてしまうと脳に負担がかかりすぎるので
段階的に記憶するのです。
記憶しないことも選択しているのです。
では記憶を長期記憶にするのには？
情報を取り入れるときに、目、耳などを総動員して
取り入れた情報を口や手を使い取り出してみる。
インプットからアウトプットすることですね。
これを繰り返すことによって、感覚⇒短期⇒長期
というように記憶されていくのです。