今まで軽くしか触れてきませんでしたので

妊娠初期とつわりのことについて

書いておこうと思います

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元々とても敏感なタイプの私は

妊娠に気が付いたのもとても早く

夜中に突然、
あれ?なんだか体がいつもと違うと感じ


だいぶフライングの妊娠検査薬で
薄く陽性反応が出て妊娠を知ることとなりました





戸惑いと興奮の幸せな数日間も束の間

あれよあれよと言う間に吐き気が酷くなり



初めの2ヶ月強は意識や記憶が殆どない程
壮絶な吐きづわりと臭いづわりを経験しました

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元々の蓄えがあったおかげで
ギリギリ入院まではいかなかったのですが

何をしても痩せなかった体重がみるみる落ちていき
あっという間にマイナス6キロ



タクシーで病院に通い
点滴を受けていました

本当は毎日でも受けた方が良かったのですが
極度の栄養失調で血管が老人の様になり
体が点滴すら受け付けてくれず
ベテラン看護師さんが
1度の点滴で7回も8回も針を刺しても漏れてしまい
ある時は腕が2倍に成る程漏れてしまったこともありました
(それでも気が付かない程朦朧として、点滴をしてもらえるだけでもありがたかったのを覚えています)

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主人も初めての百貨店催事を控えていて
非常に忙しい時期だったにも関わらず


仕事のサポートや
掃除や食事の準備などの家事はおろか
ベッドとお手洗いをなんとか這って往復するだけの日々


彼は毎日深夜まで仕事をして
全ての家事を引き受けて
文句も愚痴も言わず
それどころか吐き続ける私を励まし続けてくれ
それはそれは頑張ってくれました

(私に余計な心配掛けないように黙っていたようなのですが、過労とストレスで本当は胃を壊していたそうです。普段弱音を吐かない主人が私の母に初めてSOSの電話をした位なので、よっぽどだったのでしょう)



吐いても吐いても気持ち悪くて
最終的には
喉が切れて血まで吐いてもまだ気持ちが悪くて


主人やとろちゃんに(とろちゃんもなんだか痩せてしまいました)迷惑をかけていること


幸せいっぱいなはずの妊娠初期にこんなにも辛く思ってしまうこと

マタニティ雑誌の幸せそうな妊娠さんや
周りのつわりがない妊婦さん達が羨ましくて
妊娠出来ただけでも幸せなはずなのに
そんな風に人と比べてしまう自分が情けなくて…

こんなに弱くてお母さんになれるのだろうか

この子はこんな私が嫌いなんじゃないか


心の弱い私は母親になる資格がないんじゃないか


自分に全く自信がなくて
お手洗いを抱えて夜中に1人で泣いたこともありました


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お風呂に入るのも大変で
ボロボロになっていく私に
主人がそっと掛けてくれた言葉が忘れられません






この子はね、
真実ちゃんを幸せにするために
やってきてくれたんだよ


つわり辛いね
こんなに辛いのに頑張ってくれてありがとう
こんなに頑張っているんだから
他に何もしなくたっていいよ


何にも心配しないで大丈夫だよ
真実はもう十分いいお母さんだよ


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安定期に入ってからもしばらく続いたつわり

今も気持ち悪くなることもありますが


妊娠ホルモンとは凄いもので
あれ程辛かった記憶も今では忘れかけて笑って話すことができます



今思い返せば
酷かったつわりのおかげで
他人に気を使い過ぎる私が
他に色々考えたり、
無理をしたりする事が全く出来ず
安静に妊娠初期を過ごすことが出来ました


また、情報の断捨離として
途中から余計な情報を入れないようにしたおかげで
他人と比べることも減り



他の人がどうでも
私は私だし
この子のお母さんは私だけなんだから
しっかりしなきゃと思えるようになりました





また、私と同じように酷いつわりを乗り越えてくれた母へ感謝の気持ちが生まれました



夫婦2人で抱えきれなくなった時
普段は決して押し切らない母が
私の遠慮を振り切って手伝いに来てくれました



うつらうつらする夕方に見た
私のためにキッチンに立つ母の姿
寝ている私を起こさないように
そっと静かに洗い物をしている様子が
なんだか夢の中のようで


こんな風景を見たのは
一体何十年振りだろう






ねぇ、お母さん
今までどこに行ってたの
やっと帰ってきてくれたんだね
おかえり
お母さん




ずっとずっと、さみしい思いをして母の帰りを待っていた子供の自分に気が付きました



父が早くに亡くなってから、ずっと働いていた母
私はずっと母を幸せにしたくて
しっかりしなきゃ!頑張らなきゃ!と
やってきましたが
本当は甘えたくて仕方がなかったようです



母との関係が劇的に変化して
長年の心のつかえが取れました
母が大好きだよと
手紙を書いて伝えることができました



こんな日が来るなんて夢にも思わなかった
それもこれもみんな

辛かったつわりと
まめちゃんのおかげです


主人の言ってくれた通り
まめちゃんはもうすでにこんなにも
私を幸せにしてくれています

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たった数ヶ月の出来事ですが
そんな日々が今に繋がっています



お掃除が出来るのも
主人のためにごはんが作れるのも
時にはマッサージをしてあげたり
仕事を手伝ったり
彼のために出来ることがあるのがとても嬉しい


あんなに食べられなくて
栄養があげられなかったのに

こうしてちゃんと大きくなって
元気に動き回ってくれるまめちゃんが愛おしい


助けてくれる家族がいてくれるから
甘えてみようと思えようになったこと


心から祝福してくれる友達がいること


こうして私のつたないブログを読んでくださるみなさんをはじめ

沢山の優しい人に囲まれていること


全部がありがとうという気持ちになります



妊娠生活も残り3ヶ月程
今日はのぼせて鼻血が出たり
体にはまだまだ変化があるようですが


その時々感じる全ての感情を
しっかり噛み締めて
過ごして行こうと思います



長々読んでいただきありがとうございました