リハビリを進めていく上で重要になっていくのが、患者からセラピストに向けられる信頼感(ラポール)である。


では、信頼はどのように生まれるのか!

私がこれについて意識するようになったのは訪問リハビリを経験してからだ{emoji:char3/001.png.爆笑}

病院でのリハビリは患者さんが入院しているから嫌でもリハビリから逃げられないが、訪問でのリハビリは患者さんが嫌だと思ったらリハビリは拒否されてしまう。もちろん、私もNGを食らったことがある{emoji:char3/018.png.えーん}

そんな中、どうにか信頼感をえらる方法はないかと色々模索していた。


ブログでは、そこで調べて実践してみて身についた方法を少しずつ紹介していく。


今回は単純接触効果である。

これは接触回数が多くなるほど興味を持つようになる効果である。

なんとなくすれ違う人よりも、挨拶する人は他人から面識がある人に変わる。

そして凄いのが殺人事件を起こしたニュース番組をみていると、近所の人からの声を聞いていると「毎回挨拶をしてくれて、とてもいい人だった。まさか殺人を犯すなんて」という場面を目にする。本人との関わりが挨拶だけなのに、いい人だと認識している。

またビジネスの場面でも、車のディーラーのお店で毎朝お店の前を掃除しながら、前を通る出勤中の人に挨拶をすることで、お客様をゲットしているという記事を読んだことがある。

まさに、これらは単純接触効果である。


私が訪問リハビリの場面では、本人はもちろんのこと家族一人一人に、またケアマネージャーなど周りのスタッフにもこまめに挨拶やお礼、こまめな連絡(電話やFAX)をすることを心がけるようになった。すると、本人はもちろんのこと、家族やケアマーネージャーからも信頼を得られ、どんなにリハビリを本人が嫌がったとしても強力な味方まで得られるようになった。


ぜひ、リハビリの場面でも患者さんには朝・昼・業務終了の場面でもそれぞれ積極的に挨拶をしていこう。

何回も顔を合わせることで、自然と信頼関係が生まれるようになる。


これから少しずつ、他にも使える心理テクニックを紹介していきます