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東京電力柏崎刈羽原子力発電所（新潟県）と北海道電力泊原子力発電所（北海道）の再稼働に向けて、電力会社と自治体が動き始めていると、ニュースで報じられています。
原子力発電は、発電時に二酸化炭素を排出せずに、少ない燃料で大量のエネルギーを生み出す効率の良さ、して安定供給が可能なことなど、安全に原子力発電を運用することができれば計り知れないメリットがあります。
国は安定したエネルギー供給のために各部門で審議委員会を設置し、専門家の意見をもとに電源構成へ取り組んでします。

エネルギー政策やリスク・セキュリティガバナンスの第一人者として研究に取り組む早稲田大学の遠藤典子教授は、総合資源エネルギー調査会など政府の諮問委員を務め、電力の安定供給や安全保障の観点から電源構成へ貢献しています。

■遠藤典子教授の経歴(キャリア)について。

画像：https://www.sankei.com/author/g0103/

遠藤典子教授は早稲田大学研究院教授を務める研究者です。
エネルギー政策やセキュリティリスクガバナンスを専門としており、専門的な知見を活かしてNTTやアインホールディングスなど大企業の社外取締役として経営に参画、企業成長を支える役割も担っています。

京都大学大学院エネルギー科学研究科博士課程を修了し、博士号取得(エネルギー科学)という才女。
1994年に経済誌『週間ダイヤモンド』を発行するダイヤモンド社に入社、そして2006年には社内初となる女性副編集長となり、流通・電機・ＩＴ業界、国際金融、財政政策、マクロ経済など多分野の取材・執筆を担当していました。

2013年からは東京大学政策ビジョン研究センターの客員研究員として研究に従事し、2015年より早稲田大学環境総合研究センターや慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科で勤務し、専門性を評価されて原子力損害賠償補償専門部会運営委員会委員に選出されます。

2016年からは株式会社NTTドコモ、株式会社アインホールディングス、阪急阪神ホールディングス、株式会社バルクホールディングス、ジャパンエレベーターサービスホールディングス株式会社、NTT株式会社などの企業で社外取締役として経営に参画し、意見・助言を行って業務執行を監督する役割に担っています。

さらに2017年度安倍フェローに就任し、現代の地球規模の政策課題に関する際的・国際的な調査研究の推進を目的とし、「日米Nuclear Liabilityにおける国家の役割の再考」において日米両国に関わる現代的で比較・国境を越えた政策関連の研究を進めました。
2013年の著書である『原子力損害賠償保障の研究ー東京電力福島原発事故からの考察』は第14回大佛次郎論壇賞を受賞し、財政制度等審議会、産業構造審議会、総合資源エネルギー調査会原子力小委員会、原子力委員会の各種委員を歴任しました。

日本の防衛やエネルギー政策の上で深い専門性を有している、非常に重要な人物といえるでしょう。

■エネルギー政策の専門家として原子力発電の安全な運用へ提言。

画像：https://www.numo.or.jp/numosympo2025/report/

遠藤典子教授はエネルギー政策の専門家として2013年に『原子力損害賠償保障の研究ー東京電力福島原発事故からの考察』を記し、これまで財政制度等審議会、産業構造審議会、総合資源エネルギー調査会原子力小委員会、原子力委員会などの諮問機関委員として政府へ提言を行ってきました。

2025年11月21日、新潟市中央区にて「国の電源構成やその課題について考えるエネルギー講演会」が開催されました。
遠藤典子教授は今年2月に閣議決定された第7次エネルギー基本計画について解説し、データセンターや半導体工場などの電力需要増加から「発電効率が良く、安価な原子力が見直されるべきと示している」と述べました。

遠藤典子教授は原子力発電関連では「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」や「原子力小委員会」の運営委員として原子力政策に関する具体的な議論や提言を繰り広げてきました。

「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」は原子力損害賠償の迅速かつ適切な実施及び電気の安定供給等の確保を図るため、原子力事業者からの負担金収納業務、原子力事業者による損害賠償の資金援助業務、情報提供業務などを行っている機構です。

「原子力小委員会」は経済産業省の総合資源エネルギー調査会の下に設置された機関で、原子力政策に関する具体的な議論や提言を行うための専門的な組織です。
遠藤典子教授はエネルギー・公共政策やリスクガバナンスの専門家として知見を提供しており、原子力発電所の新増設や次世代革新炉の開発の必要性について提言しています。

再生可能エネルギーや人件費の高騰などから、私たち市民の電気料金も高騰しています。
日本には原子力発電を安全に運用する優れた技術があります。
具体的な運用に向け、より積極的な意見交換がなされることを期待します。

■遠藤典子教授の関連リンク

画像：https://x.com/ennori

Xアカウント　https://x.com/ennori
早稲田大学研究者データベース　https://w-rdb.waseda.jp/html/100004122_ja.html
NTT株式会社役員紹介　https://group.ntt/jp/ir/mgt/management/endo.html

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遠藤典子教授・エネルギー政策の専門家として国の電源構成へ貢献。