「巾着田曼殊沙華公園」に、彼岸花(曼殊沙華)を鑑賞に行った。

開花時の紅色の絨毯を敷き詰めたような見事な風景をテレビで見て、行って見る気になった。

知り合いに、毎年この季節を楽しみにしている人がいる。

「生まれてこの方一度も行ったことがない。」と言ったら、「それでも埼玉県人か」とあきれられた。

 

「とにかく大混雑するから、車で行くのはやめておけ」、とのアドバイスに従い、川越線、八高線、西武秩父線と乗り継ぎ、公園最寄りの高麗駅まで電車で行った。(最寄りと言っても、駅から徒歩15分ほどかかる)

 

小雨の中、公園に向かう人の群れに交じって歩く。中国、韓国の観光客と思しき人たち、日本在留の欧米人だろうか、頭にスカーフを巻いたイスラム系の女性などもいて、なかなか国際色豊かだ。程なく高麗川にぐるりと囲われた巾着田公園が現れる。

ここの彼岸花は自生したものらしい。その数なんと500万本!というから驚きだ。

川沿いの道を歩き、公園の一番奥の群生地(上流エリア)を目指す。公園入口で入場料500円を支払って中に入る。

 

確かに一面に群生する彼岸花は見応え有りだ。ただ、今日は一部の日当たりのよさそうな場所を除き、花の色が本来の紅色がやや色褪せ、ピンク色がかってしまっている。(盛りのタイミングを失したようだ。残念!)

「花の命は短くて・・・」などとつぶやきながら、歩いて来る人生の先輩もいる。駅から結構な距離を歩いて見に来た彼岸花。まだ花は散ってないから、ガッカリというわけではないが、もう少し早く来ればよかったな。そんな微妙な感情を、皆が共有していた気がする。

 

確か、「巾着田公園の彼岸花が満開」と聞いたのが9月末頃。先週央に、テレビで見た時も実に色鮮やかだった。ということは、本当の見頃の時期はとても短いと言うことか。(1週間ぐらい?)

 

今年の初訪問で学んだこと。その1「訪問のタイミングを失せぬこと。(満開即訪問)」、その2「ランチタイムの訪問は避ける。(付近の食事処は大混雑だ)」