お世話になります。ミノです。
今日から、2次試験の解法をするための方法について説明します。
2次試験で事例1,2,3の回答として与件文の中から設問文に沿って出題者から
求められている答えを描きだすためには、クロスSWOTを使います。
SWOTは、強み(Strengths) 弱み(Weaknesses) 機会(Opportunities)脅威(Treats)の頭文字です。
これを下記のようなクロスSWOTで、まとめてどのように回答を書くかを決めていきます。
この時、注意するべきことは、間違ってもあなたのオリジナルの考えを書いては
いけません。
回答はあくまで、与件文に沿った社長の考えや、内部の強み、外部の機会、または強みと機会を掛け合わせたもの
などから抜き出して書いていくことです。
2次試験の経験者の方は、「SWOTなんか書いている時間は80分の中では、ない。」
と思われる方いると思います。
受験校の先生の中にもSWOTを使わないで書きなさいという方もいました。
私が、SWOTを使って2次試験の回答を導き出すべきと主張する理由は、
実務補習のテキストにSWOTを使って報告書を書くように指導されているからです。
中小企業診断士試験の2次および口述試験に合格したあと、実務補習をうけて晴れて
診断士になれますが、2次試験は、診断士になれる分析能力、提案能力を持っているかを
試すための試験です。
つまり与件文を設問文に沿って、SWOTを使って、事例を分析できる能力をもっているかを
2次試験で試していると考えると、SWOTを使って回答を
導き出すことは理がかなっていると考えています。
ただ、SWOTは時間がかかるため、じっくり考えるときは、いいですが
限られてた時間で回答することには、向いていません。
しかし、そこに2次試験の受験者が工夫する余地があるのです。
まず、最初は時間かかってもいいのでSWOTを使って回答することを始めてください。
もちろん過去問を対象に行ってください。
時間を短縮する工夫については、今後お話していきます。