器のかたちのとりあわせ
器のかたちは さまざまです
とうてい分類しきれません
でも かたちのとりあわせは
食卓演出のテーマのひとつです
それにはまず かたちを見わけていく
必要があります
かたちをどう見わけて とりあわせて
いったらいいか
ひとつのわけ方として
「手あたりの器」と「見たての器」に
分けてみましょう
「手あたりの器」とは 使いよさを
主眼にかたちづくられた器です
持ちやすい 手のあたりがよい
手ごろの器
丸や四角を基準とした整形で
いわば食器の典型です
「見たての器」とは 木の葉
花びら ひょうたん 扇 半月
魚 などの形に見たてた器形のもの
見たての器は 日常ふだんに
用いるには飽きやすく
取扱いも面倒で
あまり向きません
少しばかりハレの
楽しみの演出に凝るときに
登場させる器といってよい
でしょう
山水 蒔絵 万年筆
輪島塗製造販売
㈱ 日南彩漆堂