●米国は4月15日から債務の上限に達しデフォルトへ 引き伸ばせるのは8週間 タイムリミットが迫って来ました
ユダ金の「大惨事」が間近に 正義 2011/04/01 01:00
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3月31日(ブルームバーグ):資産規模で米2位の銀行、JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン会長兼最高経営責任者(CEO)は、連邦債務の法定上限問題で米国がデフォルト(債務不履行)に向かっているかのように見なされれば、企業や投資家が市場にアクセスできなくなるだろうと警告した。
ダイモンCEO(55)は30日、ワシントンで開かれた米商業会議所のイベントで、現在14兆2900億ドル(約1180兆円)の債務上限が引き上げられなければどうなるかとの質問に対し、「米国が実際にデフォルトすれば、それは大惨事となる」と答えた。
米財務省は1日、議会が法定上限を引き上げなければ、連邦債務は4月15日から5月31日の間に現行の上限に達するとの見通しを示した。上限突破を回避する緊急手段を駆使することで、8週間ほど遅らせることはできるとしている。財務省は4月初めに最新の状況を発表する公算だ。
ダイモン氏は、政府が債務上限の問題を未解決のまま放置するのは「大間違い」だと指摘。放置すれば市場参加者は最終的に「激烈な行動」を取らざるを得なくなると警告した。「当社を含め、米国債を保有する企業」が短期資金を調達することができなくなるだろうと語った。
議会には債務上限問題を税制改革や歳出抑制の駆け引きの手段にしようとする動きもある。ガイトナー米財務長官も、投資家の信頼を失えば米国は「壊滅的な打撃を受ける」と警告している。