「共同クーポン」を考える
おはようございます!
今日の仙台は曇り空ですが、気持ちだけは晴れのように元気で1日を過ごしたいと思います。
さて最近「共同クーポン」等を購入するサイトが賑わっています。
通常価格よりリーズナブルな価格で、対象店の商品やサービスを受けられることは、お客様にとっては非常にありがたいことですね。
企業側としても、共同クーポンを販売することで、事前に現金を受け取ることができますし、来店客の見込みを計算できるなどメリットがあります。
そのメリットの中でも1番と言っていいのが「見込客の囲いこみ」にあります。
普段興味があるが、イマイチ来店する動機がなかったお客様を、格安の価格で動機を促す効果があります。
新規顧客の獲得ツールとして重宝されているのでしょう。
そこで注意したいのが、その目的について。
格安のクーポンを発行して、お客様に来店していただくまでは、このクーポンが役割を果たしますが、目的そのものには役割を果たさないことです。
クーポンを発行する目的なんですか?
主な目的は、新規来店客を「常連化」したいからですね。
最終的にはファンになってもらい通常価格でお客様に利用してもらいたい。
大切なのは、お客様を迎え入れた時に提供する価値を高めることにあります。
提供するサービス本来の価格 5,000円
今回のクーポン発行による価格 2,500円
上記の場合、お客様がサービス価値を2,500円の価値ではなく、5,000円以上の価値と思わせることが目的達成に必要なことになります。
万が一受けたサービスが5,000円以下の価値と判断されれば「クーポン以外では買わない」ということになります。
結論をいうと、「付加価値を高める」ことが成功の秘訣です。
もし「ただ単にアイドルタイムにお客様を埋めたい」という理由であれば、サービスそのものを差別化する必要があります。
それができないと、既存のお客様を失うきっかけになります。
これは共同クーポンだけに言えることではありません。
すべての「値引き」行為に共通することです。