生きがいを与える空間ってあるんでしょうか?
空間のチカラみたいなものを考えている中で、本棚をひっくり返してみて、
「医療福祉施設のインテリアデザイン」二井るり子+梅澤ひとみ著(彰国社)を改めて読み返してみました。
その中の一説「空間をどのように生きがいを与える空間にしていくかは竣工してから後の問題、運営上の問題・・・」とあり、そのために入院患者自身が自分なりのスペースがつくれるようにできることが必要ということが記述されてあり、設計段階でいくら我が家のように帰れる空間・・・を思考錯誤したところで限界があり、そのあたりが個人住宅とは異なるところでしょうか。
医療施設の部屋に必要なのは、自分の家のようにアレンジできる空間の柔軟性が必要とされるので、室内側の仕上げ壁の素材そのものから十分な検討の必要性が出てきます。
高齢の方ならなおさらかもしれませんが、基本的に一番落ち着くのは自分の家であり部屋だと思うので、そのような気持ちに寄り添うような設計ができたらと思います。
