自分の考えで
自分の頭で
出した答えだと思う。


焦って出した答えかも
しれない。
勢いに任せたかも
しれない。


それでもあたしの
感覚がその人を
断ち切れなかった。


頭が硬いあたしだけど
彼が単純なことだと
言うからもう
そうゆうことにして
いい気がしてきた。


大丈夫だって彼が
言うなら大丈夫な
気がしてきた。




ただそれだけ。
なんつーことだ。


今更になってあたしは
考えても今答えなんか
出ないことを考えて
なんて頭が硬いんだか。


結局最後にはっきり
しないのはあたしだ。


あたしはずるい。
本当にこんな結果を
望んでいたのか?


必ずどちらか一人を
傷つけることになるのが
堪らなく怖い。


ただ一つ言えることは
どっちも素敵な人で
どっちもあたしには
もったいない。


バチが当たるよ。
結局、あたしは
自分の気持ちを
優先した。

自分の気持ちに
嘘がつけなかった。

あたしは彼の優しさに
甘えていた。
だけどぬるま湯に
いつまでも浸かっては
いられない。

最後まで彼は
優しかった。
穏やかだった。
あたしを責めるでもなく
悲しそうにするでもなく
ただ素直が1番だと
あたしの頭を撫でた。

やたら物分りが良くて
だけどきっと彼は彼なりに
必死にそうやって
取り繕っていたんだろう
と思うと切なくて
胸が痛くてやりきれない。

最後まで彼の優しさに
甘えてしまった。


正直こんな彼と
別れてまで
傷つけてまで
手にしたい幸せ
なのかと思ってしまう。

そうまでして
手に入れたい人なのか。

いい加減なところが
沢山あるし
本当にけじめが
つくのかも分からない。

だけどあたしを
1番幸せにしたい
あたしと幸せになりたい
と言った彼を信じたい。


信じたいけど
信じ切れない自分がいる。


どっちにしろ
あたしは最低だ。