女性自身連載記事
TOSHI インタビューこぼれ話 ”あふれる想い”
先月18日、都内で記者会見を行い、
TOSHIは、妻である守谷香氏との
離婚調停を申し立て、
破産宣告を受けたこと、
それまで夫婦で所属していた自己啓発セミナー
「ホームオブハート」(主宰MASAYAこと倉渕透氏
以下HOH)との脱会と訣別を宣言した。
その後、本誌の独占インタビューに登場し、
この10年間の「仮面夫婦」ぶりの苦悩、
精神的ストレスから体が
ボロボロになるまで追い詰められていたこと、
幼馴染YOSHIKIとの友情、
そして、これからについてを告白したTOSHI。
本誌誌面でも、昨年末には、
声も出なくなったことから「歌をやめよう」とまで考え、
知人の会社で、就職活動をしていたことなどを
明かした TOSHIだが、1月に、
アメリカ・ロスアンゼルスのハリウッドで行われた
X JAPANのPV撮影に参加し、
再び、自らの生きる道を見つけだした。
YOSHIKIという幼稚園からの「幼馴染」と、
X JAPANのメンバーの友情に支えられて!
渡米直後、声がでなかった彼が、
YOSHIKIやメンバーと過ごす時間の中で、
声が快復し、同行した医師も、
その急激な快復ぶりに驚いたという。
本誌のインタビューでも、彼の語る内容は、
衝撃的なことが多かったが、
初めて会うTOSHIは、嫌な顔一つ見せずに、
記者の質問に丁寧に、優しく応えていった。
誌面では紹介しきれなかった、
そんなTOSHIの「あふれる想い」を、WEBで紹介します!!
都内で行われたTOSHIの衝撃会見には、
報道陣が100人以上詰め掛けていた。
その中で、TOSHIに向けて、
かなり厳しい質問が出ていたのも事実である。
「あなたはHOHを脱会するというが、
あなたの影響でHOHに入った人がいるのをどう思うのか」
「被害者の立場だけではなく、
加害者でもあることをどう思うか」など。
「自分のせいで(他者を)巻き込んでしまったのなら、
申し訳ない。
(加害者という)意識も持っている」と。
会見中、TOSHIは、そうした質問にも丁寧に応対した。
本誌の取材でも、記者はそのことについて触れた。
……厳しい質問にも、対応し、
“被害者であると同時に加害者”でもあることを認めたこと。
また会見でも、
これまで自分が見ないようにしてきたことに、
目を向けたと発言していたこと。
それは、とても勇気のいることではなかったですか? と。
すると、TOSHIは、記者を優しく制した。
そして……。
「いえ、自分の勇気なんて言う前に、
大変な思いをしている人たちが、
身の回りにいるし、
今回の病気で(仕事を)キャンセルを、
せざるえなかった人も困ってらっしゃいます。
自分が、というよりも、現実、
いろいろな人が、僕がお世話になった方々が、
大変な思いをしているのが現状なのです」
と、何度も“自分というよりも”という言葉を口にした。
「そんな当たり前の現実に目を向けて、
迷惑をかけている人にはちゃんとしてもらいたい。
僕は、病気になったことで、
幸いに、そこから解放されました。
またラッキーだったのは、周りの友人や知人が、
お金のことも含めて支えてくれましたし、
X JAPANのメンバーや、YOSHIKIのおかげで、支えられた……」
そしてロスでのメンバーやYOSHIKIとの
触れ合いについて、心底、嬉しそうに語った。
「昨年末には、声も出なくて、歌も歌えないと思ったし、
X JAPANも歌もやめようと思っていました。
それで真面目に働こうと、
お友達の会社に就職活動もしていましたし。
だけど、たまたま今回、ビデオシューティングがあり、
1月にロスに行くことになりました。
最初は、体調も悪いのでお断りしていましたが、
ロスに行くことになり、YOSHIKIと、
40年つきあいが始まって以来、X JAPANの未来、
今後のこと、ゆっくりと二人で話ができたんです。
仕事の話、プライベートのバカ話も(笑)。
食事をしながら、彼の部屋に行き、
彼の作ったワインを飲み、ゆっくりと話しました。
あんなに楽しい時間、
心の底から笑えたのは、この20年
本当に初めてだったのです。
若いころからスターになり、売れてしまい、
しがらみの中が嫌でやっていたので。
20年間、本当の意味で、安心して生きて笑って、
人と関わったことってなかったかもしれないな、と想いました。
持つべきものは、幼馴染と、言いましたが、
幼稚園のときから、しがらみも利害も何もないので、
当然のことながら、そこに二人が戻れる。
何もなくて、遊び始めたのが音楽で、今もそこの気持ちに戻れるんですね。
その原点が楽しくて、カラオケもない時代だから、
二人でギターを弾いたり、
ドラムをボコボコ叩いて、歌を歌って。
学校から帰ったら、それが、僕たちの遊びだった……」
と、懐かしそうに話すTOSHI。
心がほぐれていっているのが、
サングラスをしていてもわかる。
「音楽でやっていこうぜ! と。
『今こそ、力になるから』ってYOSHIKIが」
TOSHIが、YOSHIKIと言葉にするときの、
何ともいえない無邪気な喜びよう!
「YOSHIKIが『何でも言ってくれ』と言うので、ソロコンサートをプロデュースしてくれって言ったんですけど(笑)」
記者が「就活は、再び X JAPANに再就職ですね」と言うと、
満面の笑みで、
「そうですね(笑)。そういう形で、
もう一回やれるということなので、気分が全然違う!!
これまで目的が外れてしまったので、
メンバーや友達や仲間のおかげで、
もう一度、センターに戻れたことが嬉しいです。
本当に良かった。
YOSHIKIの家でゆっくり二人で話ができたこと、
すごくよかったです。
だからこそ……」
と、TOSHIは前置きした上で、
「今後、解明すべきことは解明し、
解決しなければならないことを、
責任を持ってやり、音楽もしっかりやって、
本当の意味で、皆さんに、
さらけだしたメッセージを、音楽を通じて、
世界中に叫べるように、YOSHKIと、
『サムライスピリットで行こうぜ』を、合言葉に(笑)。
もちろん、
中々潔く武士道ではいけないかもしれませんが、
そういう気持ちで、一から世界に切り込んでいこう!
そのスタートが2月24日だねと話しています」
今回、彼がmixiで告白をして以来、
多くのファンから、メッセージが届いているという。
「mixiで発表してから、
4000通ほどのメールが届きました。
そのほとんどが、励ましの言葉のメールを頂いたんです。
また自分が、
僕の告白に励まされたと書いてくださる方もいて。
僕が発表したような目にあっている方が、
沢山いるのだなーと実感しましたね。
『僕もこうだった』『私も離婚しました』『破産宣告受けました』と、
沢山メールの中に書いてくださるんです。
今回の僕の発表が、『力になった!』
『俺もこういう経験したけど頑張って!』と、
皆さん頑張っている、
そんな彼らの本当の叫び。想い、ドロドロした、
(人には)言いたくない部分を、
彼らも僕にさらけだしてくれて、
僕に伝えてくれて、『応援するぜ!』と。
本当に多くの方が言ってくださったので、
僕は、そういう意味でも、音楽に変えて、
活動の中で、
これからもやっていけたらいいなと思っています。
自分が書いた曲を、
たまたま皆さんのメールを読んでいて、
思い出したんです。
それは、今の自分のありのままをさらけだした、
飾りのない言葉そのままで、
これまでの自分を断ち切り、
旅立つ歌で、『エアポート』という曲です。
『弱虫で、その一言が言えなかった』と、
そこに書いてあり、久しぶりにそれを目にしたとき、
ありのままってすごいなと思えました。
メールをくれたみんなが、
赤裸々に飾らずに伝えてくれたことで、
もしかしたら、“共感”があるかもしれない。
歌にしたら力づけることができるのかもしれないと思いました。
僕がやるべきことは、記者会見でも言ったように、
音楽家として歌で、
そうしたことを伝えていくのが、本分かなと思います」
と、これまでの人生に区切りをつけ、
しっかりと前を向いて歩こうとしているようだ。
「もちろん、言葉でいうほど、
全てがうまくいくいとは思いませんが、
それでも、僕は、一つ一つ乗り越えながら、
自力で、また力足らずのときには仲間に、
力を借りながら、
色々な方に支援していただきながら、やっていきたいと思います」
2月24日、TOSHIは、
これまでの人生に訣別するための
「ソロさよならコンサート」を、
YOSHIKIのプロデュースで開催する。
そこには YOSHIKIはもちろん、
X JAPANのメンバー6人、全員が参加する!
もちろん合言葉は「サムライスピリット」で!
幼馴染やメンバーの友情を支えに!一つ一つの壁を乗り越えて自分の道を歩いていくことを願って。
詳しくは
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