訴状を受理され、数日経つと裁判所より「期日期書」が届きました。普通郵便です。封筒にはしっかり「○○裁判所」の文字が・・・。何かイヤですね。


 これは、何日に口頭弁論があり、何号法廷で裁判があるか記されています。

 呼び出された期日で良かったので、即日FAXにて返事をしました。


 そして、それから数日すると「ア○フルの答弁書が届きました」と裁判所から連絡がありました。



 答弁書は通常「特別送達」で郵便局員が手渡ししてくれます。

 裁判所と私の家は車で5~10分くらいなので取りに行きたかったので、連絡をしておきました。どうしかというと・・・訴状を提出する際、「予納郵券」をいくらか納めますよね?余ったら返還してくれるんです。だからケチって取りに行くことにしたんです。もったいないでしょ?特別送達だと1,040円だったかな?高いんです!


 で、答弁書をもらって裁判所入り口のソファーですぐ読みました。


 前半は、「原告の請求に争う」なんて書いてあるものの、最後の一文は「早期解決の為、和解を希望する」とありました^^。


 勝ったも同然です!!!

 

 この答弁書もスキャナーを友人より借りれ次第アップします。ごめんなさい。

 さぁ、取引履歴を手にし利息制限法に引き直し、過払い金の額が決定したので、次は請求。


 初めてなので、電話での交渉はやめて即、提訴しました。


 スキャナーを持っていないので、機会があったら友人より借りてきます。

 よって訴状をそのまま画面にコピーし、個人情報のみをわからないようしたいと思います。


 証拠は、申立て時には最低限のものしか提出しませんでした。相手の出方を見たかったからです。

 

 裁判所に提出に行った際は、すぐに受理してもらえました。


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訴     状



○○簡易裁判所 御中

平成15年○○月 ×


原告 ○○ ○○

1234567

住 所
電 話 123-456-7890

FAX 123-456-7890


被告 アイフル 株式会社

6008420

京都府京都市下京区烏丸通五条上る高砂町381番1号
電 話 075-201-2000

上記代表者代表取締役 福田 吉孝




不当利得返還請求事件

訴訟物の価額     金343,203円

貼用印紙       金  4,000


証拠方法

 甲第1号証       取引履歴表

 甲第2号証       計算書


添付書類

1. 訴状副本             1

2. 甲号証写し            各 1

3. 資格証明書            1




請求の趣旨


1. 被告は、原告に対し、金34万3203円及び、これに対する平成15年4月4日から、支払済みに至るまで年5分の割合による金員を支払え。


2. 訴訟費用は被告の負担とする。


3. 仮執行宣言




請求の原因


1. 被告の表示

被告は、全国に支店を持ち、原告のような消費者に対し貸付を主要な業務内容とする、近畿財務局登録の大手貸金業者である。


2. 原被告との取引経過

原告は、平成8年7月4日から被告との間で金銭消費貸借取引を行い、以後、別紙(甲第1・2号証)のとおり継続的に借入・返済を繰り返してきた。


3. 被告の不当利得

元々被告の原告に対する請求金額は、利息制限法を超過する無効な利息を元に計算されたものである。

従って、利息制限法超過利息の弁済については、元本に充当されるべきものである。

そこで原告は、被告と契約を行った平成8年7月4日から、平成15年4月3日までのの取引経過を、利息制限法所定の金利により再計算を行った結果、別紙計算書(甲2号証)のとおり、金34万3203円の過払金が生じた。したがって、原告は金34万3203円の損害を被った事になり、被告は同額の利得を得た事になる。


4. 結論

よって原告は被告に対し、不当利得返還請求権に基づき不当利得金34万3203円、及び被告は悪意の受益者であるから、最終弁済日の翌日である平成15年4月4日から支払済みに至るまで民法所定年5%の割合による遅延損害金の支払を求める。



以上

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 ただ、後で確認すると提出の日付が平成15年となっていました。う~ん、恥かしい・・・・。

 まず、取引履歴を手に入れなくてはいけません。

 

 申込みをした支店に連絡をして、「取引履歴がほしいんですけど」と言い、書類を家に送ってもらいました。

 届いた書類を記入後郵送し、履歴が届くのを待ちました。


 早速、取引履歴を「利息計算ソフト」に従って計算すると約33万円の過払いが発生。

 この「利息計算ソフト」とは画像でも紹介している本の中に貼付されているCD-ROMの中にあるソフトです。借入・返済の日にちを取引履歴に従って入力するだけで簡単にできます。

 

  

 ココは、初めて過払い金を請求するので、先に内容証明では請求をせず、いきなり提訴となりました。


 訴状は、後日紹介します。


 

 初めて消費者金融に手を出したのがこの業者だ。

 

 無人契約機があり、そこで契約。初めは5万円。しかし、「限度枠がひろがります」との連絡を受けてからあれよあれよという間に50万。


 返済額は、月々元本+利息を支払うので、毎月多少違う。


 全国被害対策協議会ができているこの業者の対応には、私自身は不満はない。大手という言葉通り親切・丁寧に対応してもらった。遅れた日も感じのいい社員が携帯に電話をしてきた。


 まぁ、過払い請求をしたのだから、利息には不満かな。

 


 ということで、次回から過払い請求戦記に入ります。

 まず、過払い金の返還請求をする場合に必ず必要となる本を紹介します。

 

 これは、私が過払い金の返還請求に付随する書類等の作成にも大変役に立ちました。

 そしてこの本は19名の弁護士の方が共著されている本で、分かりやすく書いてあります。ほぼ弁護団に近い(?)。

 過払い金を計算するソフトもCD-ROMとしてついています。そして、過払い(不当利得返還請求事件)訴訟に関する判例・書式例もあります。

目次内容

 第1章 過払い金返還請求とは

 第2章 相談から受任まで

 第3章 取引履歴開示の請求

 第4章 取引履歴の再現と引直計算

 第5章 訴訟前の示談交渉

 第6章 訴訟提起に向けて-訴状の作成-

 第7章 訴訟提起後の攻防

 第8章 提訴での主張・反論

 第9章 みなし弁済

 第10章 信販会社・クレジット契約特有の問題

 第11章 特定調停の活用法

 参考資料(利息制限法~貸金業の法律・金融庁ガイドライン)


 これから、請求をされようとされる方は、是非ともこの本の購入をオススメします。必ず役に立ちます。

 本屋には置いていないことが多々あるので、amazonへのリンクを張っておきます。


 金額は2,940円です。



Q&A過払金返還請求の手引

 




 私は30歳の主婦です。

 22歳の時に初めて消費者金融にお世話になりました。


 親からは、絶対ダメ!っていう3つの約束の内の1つをヤブってしまいました。


 未だに親には借金をしていたことは内緒ですが・・・^^


 そして約3年前完済しました。夫の給料・ボーナスで返済をしてもらいました。

 ただ、今回過払金を請求したのは、返済金全てが夫のもので少しでも取り戻したいと考えたからです。

 

 もし、今借金に困っている方で、過払い金の請求をしようと考えている方、是非ご参考下さい。