ごぶさたしてます。

Concertina Sailorのモジャくんです。

生きてます。

 

 

9月から10月にかけてアイルランド音楽のセッションが立て続けにあったり、地元のコンサーティーナ仲間と一緒に練習したりしてます。

あと、雨が降っていない日の出勤前や休日に、近所の公園で演奏するのですが、毎回とは言わないですが、かなりの確率で公園のほかの利用者さんから声をかけられます。(写真のようにクマの着ぐるみくまを着て演奏しているからではありません。)

声を掛けられるときの内容で圧倒的に多いのが「これは何ですか?」

 

というわけで、コンサーティーナを演奏してきて感じた「あるある」をまとめてみました。

 

①「これはアコーディオンですか?」とよく聞かれる

「これは何ですか?」と同じくらい聞かれるのが、この質問。

統計を取っているわけでないですが、体感的に日本人の95%以上の方がコンサーティーナというものを知らないと思います。

アコーディオンは昔も今もテレビなどで見かけます。シニア世代なら横森良造先生、ミドル世代ならcobaさん。いずれもピアノ鍵盤のアコーディオン。若い世代ならチャランポランタンの小春ねえさんが弾いてる5列のボタンアコーディオン。

アコーディオンは戦前から日本でも作り続けられていて、学校での教材になっているから、知名度があって当然です。

 

②たまに「これはバンドネオンですか?」と聞かれる

これは音楽が詳しそうな方に尋ねられます。アルゼンチンタンゴは日本でも有名ですから、伴奏楽器で見ることができます。

でも、とても惜しいんですね。

実はバンドネオンは、コンサーティーナがドイツで大型化していく中で、バンドさんという方が改良して生まれたのがバンドネオンですから。つまり、コンサーティーナはバンドネオンの兄。悪魔が生み出した楽器といわれるバンドネオンの兄ですから、コンサーティーナは「悪魔のお兄ちゃん」なのです。

 

③「これはコンサーティーナですか?」と一度も聞かれたことがない

コンサーティーナという言葉を知っているなら、つまりコンサーティーナを知ってるわけですから、「コンサーティーナですか?」とわざわざ聞くわけないです(笑)

 

④西三河で「これは六角形の手風琴です」と言うと納得される

手風琴という言葉はアコーディオンが日本に入ってきた明治時代からの言葉で、ちょっと前にやってたクイズ番組「東大王」の漢字オセロでも「手風琴」の読み方の答えとして「アコーディオン」が用意されるほど、アコーディオンを指すことが多いです。

しかし、愛知県の西三河地域では「手風琴」といえば、備前屋の和風パイ「手風琴のしらべ」が圧倒的な知名度を誇ります。

なので、地元の公園でこの楽器のことを聞かれた時に必ず「六角形の手風琴『コンサーティーナ』」と答えるようにしています。そして、「岡崎にある備前屋の本店には、ディスプレイに本物のコンサーティーナが飾ってあって、コンサーティーナの形を模したかわいい箱に入れてくれますよ」と、聞かれもしないのにトリビアを言うこともお約束となっています。

 

 

↑↑↑

ね、かわいいでしょ?

手に入れたくなったら、備前屋の本店に行くほか、直営店で取り寄せも可能ですし、ネット通販にも応じてくれます。

 

⑤「素朴な音でいいですね」と言ってくれる人もいる

この言葉は本当にうれしいですドキドキ

いつも演奏している公園の管理をする方から「公園の雰囲気に合っていて、いいですね」と言われた時は、心の中でガッツポーズしました。

 

⑥「ピノキオのゼペットじいさんや七人のこびとの誰かが弾いてる」というと、納得してくれる人がいる

絵本の世界でも知ってくれる人がいると嬉しいです。

そんな絵本の世界の楽器を演奏している僕も、絵本の中の人かも。。。(それはない)

 

 

でもね、見た目は六角形のコロンとした形でかわいいし、音色も素朴でかわいいけど、「お値段」と「演奏出来ると言えるまでの時間」は決してかわいくないんだよぉぉぉぉぉ。

こんにちは。

ConcertinaSailorのモジャくんです。

 

 

 

5月のモジャくんはいろいろありました。

 

 

 

地元のケーブルテレビ局の取材を受けたり

 

 

 

 

アイルランドの国営放送RTEのドキュメンタリーでインタビューを受けているところが放映されたり

(ただし、全編をまだ見てません。)

 

 

 

 

北海道長沼町にある大好きな古民家カフェ「こぐま座」さんのイベントに緑の妖精(セントパトリックスデー用のコスチューム)になって行ったら、僕専用のとてもかわいいステージが用意されていたり

 

本当にありがたいことです。

 

さて、先日セッションに行ったら「コンサーティーナが欲しいけど、30ボタンがいいか40ボタンがいいか」という相談を受けました。そこでこれまで経験したことをもとにお話しして、改めてLINEでもお伝えしました。

この内容がこれからコンサーティーナを始めたい方に伝えたいものになっていたので、このブログでもシェアしますね。

 


「コンサーティーナをお迎えしたい方へ」

【どのタイプのコンサーティーナが良いか】

コンサーティーナには大きく3種類があります。(本当はドイツのケムニッツア・コンサーティーナなどもあるけど省略)

 

①イングリッシュ・コンサーティーナ

押し引き同音(同じボタンで蛇腹を押しても引いても同じ音)で、伴奏や和音を付けずにメロディを弾くのが得意。

ピアノなどをやってる人や日本のポップスなど半音がバンバンに出る曲を演奏したい人におすすめ。(と言われています)

 

②アングロ・コンサーティーナ(アングロ・ジャーマン・コンサーティーナ)

英国で1829年に誕生したイングリッシュ・コンサーティーナの六角形のボディに、これとは別にドイツで誕生したジャーマン・コンサーティーナの機能や安価で作れる良さを詰め込んだ、ハイブリット。

大きな特徴は押し引き異音。同じボタンを押しても蛇腹を押すときと引くときとで音が変わります。左は低音・右は高音で、これ一つで主旋律と伴奏や和音を同時に付けられる。蛇腹の押し引きに慣れるまで時間はかかるが、ボタン配列は規則性があるので、意外と簡単。あと、押し引き異音なことで蛇腹の動きにメリハリが付き、 演奏にキレを与えてくれるので、アイルランド音楽ではこのタイプがメジャーです。

 

③デュエット・コンサーティーナ

上の2つのいいとこ取り。押し引き同音でボタン配列は規則性があり、伴奏や和音もできる。ただし、コンサーティーナの世界ではとてもマイナー。モジャくんも見たことがありません。

 

ではどれが良いか?

●主旋律だけが弾ければよく、ポップスなど半音が多用されているジャンルで弾きたい人は「イングリッシュ・コンサーティーナ」。

●伴奏や和音を付けたい人、アイルランド音楽を演奏したい人は「アングロ・コンサーティーナ」。

ざっとこんな感じです。

 

【ボタンの数】

ごめんなさい、僕はアングロ・コンサーティーナしか触ったことがないので、アングロ・コンサーティーナのボタンの数で説明します。

 

①20ボタン

良く出回っているのはC/G調。つまり、上の段はC調(ハ長調)、下の段はG調(ト長調)です。

価格もちょっとだけ安く、Cメジャー(ハ長調)やGメジャー(ト長調)の曲を中心に演奏するには十分かもしれませんが、アイルランド音楽ではDメジャー(ニ長調)の曲がとても多く、「C#(ドのシャープ)」が登場するので、20ボタンだと演奏できる曲が限定されてしまいます。

 

②30ボタン

20ボタンの2列の上にもう一つの列があり、半音(シャープやフラット)の音がひととおり用意されています。アイルランド音楽では2オクターブの範囲内の曲が大半で、「C#」や「G#(ソのシャープ)」ももちろんあるので、アイルランド音楽ではこのタイプがメジャーです。

 

③40ボタン

30ボタンにに10個のおまけが付いていて、 ポップスを演奏したり、 伴奏として和音をバンバンに付けたい人にはオススメです。Eテレの中国語ナビで講師を務めている加藤徹氏が愛用しているのもこのタイプで、番組にもたまに登場します。

しかし、アイルランド音楽を演奏するには40ボタンはあまり利点になりません。モジャくんも触ったことがないです。

 

【アイルランド音楽を演奏したいなら】

それでも、 アイルランド音楽を演奏するなら「30ボタンでC/G調のアングロ・コンサーティーナ」を強くお勧めします。
その理由として2つのことを考えています。

①アイルランド音楽でこのコンサーティーナを使っている人が大半で、  教えてもらう時などにこのタイプが大前提となります。

 もちろんオンラインなどで世界の名手から教わる時もそうです。
②20ボタンや40ボタンで入手できるのは今あるタイプがほぼ全てです。 つまり「腕が上がったから、 もっと良いコンサーティーナを買おう」と思っても上位モデルが無いに等しいです。

 

 

 

次に気になるのがお値段です。

見た目や音色の素朴さがかわいいコンサーティーナですが、始めてみようという方にはお値段と演奏できるまでの時間はかわいくありません(笑)。そこで、価格帯ごとに説明していきます。

話をするにあたって「アイルランドのダンス音楽のような速い演奏をしたい人」を前提にします。

 

【どの価格帯にするか】

●ネットで3~5万円(新品)で転がっている機種
→全くオススメできません。
蛇腹を押しても反応が悪いばかりか、 音が出ないジャンク品を掴まされる可能性もあります。 ただし、 オブジェとして家に飾るには最適です。

 

●谷口楽器で売ってるBastari(Stagi)やケルトの笛屋さんのFurze、 McNeela社のWren2といった「10万円でお釣りが来る」機種
→入門機として最低限の機能はあります。 ただし上達してリールが演奏したいと思ったら、 すぐに上位モデルが欲しくなるでしょう。


●ケルトの笛屋さんのHeather、 Shamrock、 Bluebellなど、 McNeela社のSwan、 Phoenixなど、 10~20万円台の機種
→このあたりからようやくリールが弾けます。 ボタンの反応も良くなり、 蛇腹も軽く、 演奏して疲れにくくなります。

 

●それ以上の機種
→アコーディオンリードだったら、 前の10~20万円台のもので十分だと思います。 

次に狙うならコンサーティーナリードの上級モデルですが、 日本で売っていないし、 世界的に見ても品薄で、通常 100万円以上します。 (でも、 モジャくんは欲しくてたまりません)

 


↑このコンサーティーナの集合写真の何個かはコンサーティーナリードの上級モデル

 

 

 

【結論】
というわけで、 将来的なコンサーティーナとの付き合い方、 予算等でどの機種を狙うかは決まると思います。
日本の上手い人はコンサーティーナリードの上級モデルを愛用していますが、 名古屋で長年コンサーティーナを演奏してきた女性演奏者は、 ずっとアコーディオンリードのモデルを愛用しています。

 

文字が長くなりましたので、最後にモジャくんのコンサーティーナ遍歴を紹介しますね。

 

①Bastari(Stagi)

道化師としての演奏用として長年愛用しており、今でも道化師の時などに使っています。小さな人が興味を持った時に触ってもらうことがありますが、このタイプなら安心して触ってもらえます。

 

 

 


②McNeela社のSwan

あるプロの演奏家のスタジオに置いてあった中古の良品を買いました。しかし、個人的にボタンとの相性が合わなくて、次の機種の購入を検討しました。(あくまでモジャくん個人との相性なので、愛用している人も多いです。)

 

  

 


③McNeela社のPhoenix

現在愛用している機種。1年後にアイルランドのMcNeela社のWEBサイトをポチって手に入れました。

 

 

 

 

長くなりましたが、あなたがお迎えしたい子を決める時の参考にしてくださいね。

あ、ついコンサーティーナを「この子」と自分の息子・娘みたいに言ってしまいます。

それほど愛着が持てるのがコンサーティーナ。見てよし、聴いてよし、弾いてよし。

素敵な出会いができますように!

こんにちは。Concertina Sailor モジャくんです。

みんな元気?

 

 

 

前のブログを書いてから、驚くことが起きました。

モジャくんがアイルランドのテレビ局に出たのです!!

話を盛ってません。本当です。

 

毎年12月に「ケルティック・クリスマス」といって、アイルランドを中心に海外の一流アーティストを日本に招聘して、愛知県を含め全国ツアーが行われます。昨年2025年は世界トップクラスのボタンアコーディオン奏者で、昔も今も第一線で活躍されているシャロン・シャノンさんをメインに開催されました。僕は愛知県だけでなく、埼玉県所沢市のライブにも行きました。

「なぜ所沢までわざわざ?」と思うでしょう。所沢市のライブはツアーの千秋楽で、名物企画としてライブを終えたアーティストと一緒にセッションができるのです。蛇腹奏者にとってシャロンさんは雲の上の上の上にいるレジェンドであり、世界中から愛されるアイドル。

つまり、誰でも超一流アーティストと一緒に演奏できる!シャロンさんとセッションできる!行かない理由なんてない!

ということで、愛知県でのライブ後のサイン会でシャロンさんに「来週所沢に行く」と伝えたら、とても喜んでくれました。

 

 

そして所沢でライブを楽しんだ後にセッションに参加した時のこと。セッションではホスト(主催者)が次に演奏する曲を決める(これを「曲出し」と言います)のですが、サイン会からアーティストがセッションに加わり、アーテイストからの曲出しが一通り終わった時、驚くことが起きました。

シャロンさんが僕を見つけて「Concertina!」と叫ぶじゃないですか!つまり「あなた曲出ししなさい」と真っ先に指名してくれたのです。僕は無我夢中で曲出しをして演奏しました。

 

 

セッション後に感謝を述べにシャロンさんに寄ったところ、ハグで迎えてくれ喜んでくれました。

これらの一部始終を実はアイルランドのテレビ局のカメラに写されていたのです。

写真から、黒い服の女性の手にテレビカメラを持っているのがわかります。

 

 

 

 

シャロンさんをはじめアーティストたちが楽屋に戻る時、カメラクルーに呼び止められ、インタビューを受けることになるのです。そして、この取材がアイルランドの国営放送局RTEのもので、シャロン・シャノンさんの半生を紹介するドキュメンタリーを作るために日本に取材に来たのだそうです。

 

半年近く待って、先日アイルランドで放映されることになったと知りました。

残念ながらRTEのネットサービスで生で見れなかっただけでなく、現在のところ見逃し配信も始まっていません。

しかし、予告動画に僕が写ってました。しかも噛み噛み。。。

 

僕のアイルランドのメディアデビューを見てください。

なお、見逃し配信が始まったら、改めて報告いたします。

 

(↓↓↓ クリックするとYouTubeのリール動画が見られます。)

 

(↓↓↓ クリックするとFacebookの動画が見られます。)

From Clare to Tokyo, Sharon Shannon's remarkable story and career-defining moments are highlighted in Tradfluencer: The Sharon Shannon Story

 

(RTEのブログ記事が見られます。)

Tradfluencer: Sharon Shannon's story takes centre stage in new RTÉ documentary

 

こんにちは。ごぶさたしてます。

「セーラー服男子の傾聴屋さん」改め「Concertina Sailor」のモジャくんです。

愛と幸せを「コンサーティーナ」という六角形の箱に詰め込んでお届けしています。

 

これまでも時々コンサーティーナのことを紹介したことがありますが、「そもそもコンサーティーナって何?」という方がほとんどだと思います。日本人でコンサーティーナになじみのある人は、アイルランド音楽の愛好家以外ではほとんどいないと言ってよいでしょう。

 

 

 

コンサーティーナとは蛇腹楽器で、「六角形の手風琴」といつも説明しています。

蛇腹楽器とか手風琴というと「アコーディオンでしょ?」と、よく言われます。細かい説明は省きますが、広い意味でアコーディオンの仲間ですが、発明された経緯は全く別ですし、形も違います。簡単に言えば「右も左も同じ形なのがコンサーティーナ」です。

あと「バンドネオンですか?」と時々言われますが、惜しい!!

バンドネオンはコンサーティーナが元になって生まれた楽器で、特にアルゼンチンタンゴの伴奏楽器として有名です。とにかく大きくてボタン配列がかなり複雑で習得が困難なことから、別名「悪魔が生み出した楽器」と呼ばれています。つまりコンサーティーナは見た目のかわいらしさと裏腹に「悪魔のおにいちゃん」です。いやいや、コンサーティーナは英国の物理学者が発明した「物理学者が生み出した楽器」です。

 

このとおりコンサーティーナは六角形(六角形以外にも八角形、十二角形、四角形もあるそうです)の見た目がかわいらしい楽器であることから、「絵になる楽器」として知らず知らずのうちに絵本やCMなどでご覧になったことがあるはずです。

 

 

 

 

例えばピノキオのゼペットじいさんが弾いていたり、七人のこびとの誰かが弾いていたり、「おじゃ魔女ドレミ」で登場したり、映画「まあだだよ」で寺尾聡さんが弾いていたり、歯磨き剤や保険のテレビCMに登場したり。。。

 

でも、本物のコンサーティーナを見たことのない日本人の、なんと多いことか!!

 

というわけで、全国あちこちをコンサーティーナと一緒に旅して、このかわいらしい見た目と素朴な音色をお届けしていきますね。

 

 

こんにちは。北のモジャくんです。
前回「セーラー服の入手方法」をアップして以来のご無沙汰です。
 

その後もセーラー服を着てあちこち出かけたり、大阪・関西万博に行ってミャクミャクをしばいたり、もとい、ツーショットで写真を撮ったり、コンサーティーナを演奏したり、あるいはChatGPT先生に北のモジャくんをイメージしたほんわかとしたお話や、このイラストのような絵を描いてもらったりしていました。

 

今回は音楽のお話をいたします。

僕はアイルランド音楽をはじめ、ブルーグラスやフォルクローレ、モンゴル音楽など、世界の民俗音楽が大好きで、日本のポップスはあまり聴きません。(でも、さだまさしさんや60-70年代のフォークソングなどは聴きますね)

 

その中でも、日本のアーティストで好きな人はいます。

ハンバート ハンバートと、遊佐未森さんです。

この2組は僕の琴線に触れるアーティストとして、ライブに行ったりアルバムを聴いたりしています。

 

今日はハンバート ハンバートの名曲の数々の中でも、僕のお気に入りの7曲をランキング形式でご紹介します。

ハンバート ハンバートといえば、9月29日から放映されるNHKの朝ドラ「ばけばけ」で主題歌の「笑っても転んでも」を歌うことになりました\(^-^)/

これから半年間、ハンバート ハンバートの歌声で朝を迎えられると思うと、今からワクワクしています。

「ばけばけ」の放映に先駆けて、僕の大好きな歌を紹介します。

 

第1位「ホンマツテントウ虫」

ハンバート ハンバートとの出会いとなった、記念碑的な歌です。

この曲はもともと、NHKのEテレで放映されていた朝の小学生向けのお目覚め番組「シャキーン!」でヘビーローテーションするために作られた曲です。

この曲をシャキーン!で初めて聴いた時、いずれもアイルランド音楽で多用されるティンホイッスル(日本で言うところのリコーダーみたいな存在の素朴な笛)やイーリアンパイプス(アイルランドのバグパイプ)が間奏などで聞こえてきて、「なんだ、この曲は!アイルランドの曲か!?」と衝撃を受けました。

そして「編曲:ハンバート ハンバート」とあるのを見て、「ハンバート ハンバート?なんのこと??」となって検索したら、素敵な歌たちと出会うことになり、今に至る。というわけです。

シャキーン!では、ブルー&スカイさんという方が作った歌詞(番組では「作詞・作曲:佐藤良成」となってましたが)で、番組MCのあゆちゃんが歌ってました。

 

 

 

 

 

 

 

その後、ハンバート ハンバートでも佐藤良成さんが独自の歌詞を作って、アルバムで発表しました。

 

 

 

 

 

 

しかし、ハンバート ハンバートもシャキーン!のオリジナルバージョンで歌うのが通例になり、長らくの間ライブ後半の盛り上がり曲として愛されてきました。ライブでは間奏として良成さんのフィドル(バイオリン)でアイルランドのダンス曲や「安里屋ユンタ」を演奏するのも見せ場です。

(ライブバージョンは第5位で紹介します。)

 

ちなみにティンホイッスルとイーリアンパイプスを演奏しているのは、関西を中心に活動されるアイルランド音楽の奏者で、「おかげ様ブラザーズ」のサックス奏者でもある金子鉄心さんです。初めてお会いした時は本当に感激しました。今ではフェスやアイリッシュキャンプなどで一緒にセッションしていただいています。

 

 

 

 

 

 

 

 

第2位:長いこと待っていたんだ

これは、ずっと夢に見ていた舞台に立てる喜びを歌にしたものです。

僕も「クラウンモジャくん」としてクラウン(道化師)チームの定例公演に立つ時、コンサーティナでステージに立つ時などに必ず頭の中で再生される曲です。

初めてステージに立つ時のドキドキとワクワクが入り混じる心境を見事に歌い上げています。

どんなに年数が経って場馴れしても、この曲を聴くと初心に戻れる、僕にとって本当に大切な曲の一つです。

 

 

 

 

 

第3位:虎

これは日頃の憂い、歌詞に「光るコトバ 見つからない」とあるので、恐らく言葉を紡ぎ出すクリエイターの苦悩と、それを酒を呑むことで晴らそうとする歌です。

僕は幸い素敵な家族や仲間、職場に恵まれ、幸せをいっぱい頂いていますが、時にはやさぐれることもあります。そんな時に傍らにそっと寄り添ってくれるのがこの歌です。

泥酔した人を警察が保護して警察署の中に収容する部屋のことを「トラ箱」と呼びますが、泥酔者(酔っ払い)はトラに例えてきたのですね。でも、酔っ払いが「ガオー!」と吠えているのを聞いたことはありませんけどね(笑)。

ビデオはハンバート ハンバートの大ファンで、ピースのライブの客入れの曲としてハンバート ハンバートを使っている、お笑い芸人で作家の又吉直樹さんが友情出演しているバージョンです。

 

 

 

 

 

 

第4位:透明人間

小学生の時にピンクレディーの「透明人間」がメガヒットしましたが、ハンバート ハンバートのこの歌は決してピンクレディーのような陽気さはありません。

売れなかったアーティストがひょんなことから歌がヒットし、メディアに出たり、お金が入って羽振りが良くなったり、連絡の途絶えた親や仲間が戻ってきてチヤホヤされたりと良いことづくめですが、しかし「虚しい」と呟くという歌です。

僕もよく経験しています。良いことが起こっている時に限って、ふと我に返って急に寂しさを覚えたり、素直に喜べなかったりすることがよくあります。これは「浮かれてるんじゃないよ、自分!」と言い聞かせるための防御反応かもしれません。

しかし、この歌の主人公のように誰にも相手にされなかった人が、手のひらを返したかのように急にチヤホヤされると、ふと「これは本当の自分なのか?」と、虚しさが襲ってくるのでしょう。人間としての気持ちを忘れないこの主人公に好感を抱いています。

 

 

 

 

 

 

第5位:国語

数々のカタカナ語(外来語)がこの歌には溢れています。

そしてライブではその時々の外来語が登場するので、ライブごとに歌詞が変わったりします。

「アベノミックス」「プライオリティ」「アイデンティティ」・・・。

最後に「分からないくせに使うなよ」「てめぇの都合で使うなよ」と啖呵を切る。

とても胸の空く歌です。

時に世相を皮肉ったり、大切なメッセージを伝えたりするハンバート ハンバートは、現代のフォークデュオと言うべき存在です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この2本の動画は公式YouTubeチャンネルで公開されていますが、歌詞が異なっています.

 

 

 

これはライブ動画で、前半はホンマツテントウ虫(間奏はアイルランドのダンスチューン、ひょっとしたらオールドタイム?)、後半は国語。これも歌詞が異なっています。

 

 

第6位:満天の星

この曲のメロディは、佐藤良成さんが作曲したものではありません。

アイルランドの名曲「Mountains of Pomeroy(ポメロイの山々)」に、良成さんが独自の歌詞を付けたものです。

(一部の歌詞サイトでは「作曲;佐藤良成」とありますが、明らかに違います。)

まずは、アイルランドの伝説的グループ「De Dannan」の演奏で、Tommy Flemingが歌うバージョンを紹介します。 

 

 

 

 

ハンバート ハンバートの曲には、この曲のようにアイルランドの曲に独自の歌詞を付けたものがいくつかあり、「喪に服すとき」は「Mo Ghile. Mear((素早き戦士)」、「旅の終わり」は「North Amerikay」が元歌となっています。

ハンバート ハンバートが歌う「満天の星」は、カップルで見上げる満天の星を歌ったラブソングです。

 

 

 

 

2023年に所沢で開催された、アイルランドのアーティストが集う「ケルティック・クリスマス」で、ナルサとダーヴィッシュという世界的な人気を集めるグループ2組のライブのゲストとしてハンバート ハンバートが登場し、「満天の星」を披露していました。僕もこのライブを楽しみました。

終わった後にこの2組のアーティストとセッション(アイルランドのダンス曲をみんなで演奏すること)するという豪華なイベントがあり、僕もコンサーティナで参加しましたが、この場にハンバート ハンバートのお二人が遊びに来ました。友人が気づいて教えてくれたので、演奏をやめて二人のもとに行きました。でも、いざ会えるとなるとダメですね。「会ってお話ししたい人ナンバーワン」だったのに握手しかできなくて、好きな思いを伝えたり写真を一緒に撮ってもらったりできませんでした。今でも心残りですが、会えて嬉しかったです。

 

この「Mountains of Pomeroy」は他にも沖縄の歌手・古謝美佐子さんがカバーしており、沖縄の歌なのにアイルランドの山が見える、不思議な体験ができます。アイルランドの国宝級グループ「The Chieftains」の演奏でどうぞ。

 

 

 

 

 

第7位:ぼくのお日さま

この歌は聴いてもらうと分かりますが、おそらく吃音を持っているか、そうでないにしても大切な場面で緊張のあまり言葉をうまく発せられない男の子が主人公と思われます。

想いを伝えたいけど伝えられないもどかしさがひしひしと伝わる歌です。

 

 

 

 

2025年5月11日、NHKのど自慢でこの歌が歌われました。歌ったのは特別支援学校に通う男の子。決して上手ではないのですが、彼のメッセージはストレートに伝わり、僕の胸を撃ちました。

昨年秋、この歌にインスピレーションを得て映画「ぼくのお日さま」が公開されました。実は、このことについてはこの記事を書くために調べものをしていた、まさに今知ったばかり。しかも近所の映画館でも上映されてました。見逃したことが悔やまれます。

 

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

これからも、何気ない日常を書いて行こうと思いますので、よろしくお願いいたします。