セーラームーン 名ゼリフ、名場面
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月影のナイト語るⅠ

セーラームーンRの前編で、タキシード仮面の代わりに登場していた月影のナイト。
ラクダにまたがっていそうなアラビア風の格好で、
白バラを投げ、去り際には俳句を詠んで、フランス語でアデュー。
奇妙な存在でしたが、彼もまた語っています。

55話「月影は星十郎? 燃えるまこちゃん」より
   愛を見失い、さまよう者にも月の光は等しく降り注ぐ。
        命を懸けて与える愛こそ誠の愛。勇気満ちて輝きを放つもの


 月の光は等しく降り注ぐって響きがとってもステキです。

セーラームーンの迷言Ⅰ

セーラームーン登場の際のセリフ、笑えるものが多かったと思いませんか?

3話「謎のねむり病、守れ乙女の恋する心」より
   汚れのない乙女の心を踏みにじるなんて、言語道断、横断歩道よ!

32話「海野の決心! なるちゃんは僕が守る」より
   特別天然記念物のマリモを武器にするなんて、
         北海道観光協会のみなさんが許可を出していないっしょ!

敵を前に「おしおきよ!」なんてポーズをとってる時間があるのは、
こうした妙なセリフで敵がズッコケてるからだったりして(^_^)

怪しくも美しい二人。

110話「ウラヌス達の死? タリスマン出現」より

タリスマン出現の予感を胸に、自らの手を見つめる はるか。
「どうせこの手は汚れている・・・。何を犠牲にしても、どんな手段を使っても、
必ずタリスマンは手に入れてみせる・・・」

そうつぶやく はるか の隣に、みちる は腰を下ろし、手を重ね合わせ
「私はあなたの手が好きよ・・・・・・」


これが放映されていた頃、中3だったかな?
このアニメって対象年齢いくつなの~!と叫びたくなりました。
まさに怪しくも美しい宝塚の世界。
そして含みを持たせた はるか の台詞。
二人はタリスマンを探す過程で、何人かの命を奪ってしまっているんだなー、と。

もしもメシアが・・・

125話「輝く流星!サターンそして救世主」のプロローグより

「ほんの少しの勇気があれば、人はきっと戦士になれる。
   人を想う気持ちがあれば、人は誰でもメシアになれるの。」

これはキリスト教の根幹に疑問を投げかけるアンチテーゼなのかな?
私はこの台詞を耳にしたときふと思いました。
もしもキリスト教の教えがメシア=キリストではなく、
それぞれに宿る人を想う心そのものがメシアであるという教えであったら、
中世の十字軍遠征以来続く、宗教上の対立・戦争はなかったかもしれない。

お花見シーズンといえば

51話「新しき変身!うさぎパワーアップ」より セーラームーン登場の際の台詞。

「あんまん、肉まん、春爛漫!
 庶民の娯楽のチャンピオン、お花見を邪魔するなんて、 
 酔っ払いのおじさんたちよりも、もっと太刀が悪い!」

春爛漫をにくまん、あんまんと並べたテンポのよさ。
お花見の「庶民の娯楽のチャンピオン」との定義づけと、
そして誰もが感じている、酔っ払いのおじさんたちの太刀の悪さ。
よく出来た台詞だな~と感心させられたのを思い出します。

月の光は愛のメッセージ

セーラームーンといえば「月に代わっておしおきよ!」の決め台詞が有名だけど、
私が好きだったのは、次回予告の最後に流れるこの言葉。

電気のないその昔、真っ暗だった世界に降りそそぐ月の光。
今を生きる私たちには分からないけど、神秘的でロマンチックだったでしょうね。
まさに「月の光は愛のメッセージ」だと思いません?

バラ色の未来

108話「うさぎのダンスはワルツに乗って」より

若者を屋敷に招いてパーティーを開くエドワード氏は、
「美しいワルツと才能ある若者たち。
      これさえあれば人生はバラ色。私はそう信じているのです。」
と語る。

これを受けての衛とみちるの会話。

み「バラ色の未来…、ロマンチストなのね。
      未来なんて多くの犠牲を払わなければ手に入らないものなのに。」
衛「多くの犠牲を払い手に入れた未来も、受け継ぐものがいなければ何の意味もない。」

物語の最後には、みちるはポツリと
「ただバラ色の未来を信じて、次の世代に夢を託す。そういう生き方もあるのね…」


みちるの思想はアメリカ的。
それを受けた衛の発言は、アメリカに対する痛烈な皮肉。
これが放送されていた当時、子供心にそんなことを考えたのを思い出します。

鏡に映る姿

156話「夢を見失わないで! 真実を映す鏡」より
ちびうさとペガサスの会話。

「どうしたの? 鏡を熱心に見たりして、鏡は真実の姿を映すもの。
                     君の目に君の姿はどう映ってるのかな?」
「自分の本当の姿が見えなくなっちゃう人って多いんだね。」
「そうかもしれないね。」
「それとも、鏡で見てる私の顔って、本当の私じゃないのかな・・・」
「そんなことないよ。鏡はいつも真実を映し出す。
              でも、見る人の心がそれをゆがめてしまうんだ
。」

太字の部分が特に好きな一節で、今でも心に残っています。