"総報恩講も佳境"というよりか、期間中の折り返し地点を過ぎたという表現が適切かもしれません
昔にくらべて軒数は減ったとはいえ、関屋のご門徒は”報恩講”をとても大切にされています
「(各家庭の)ホンコサンがすまないと年越せない」と仰る方もおられます。
ほとんどの御宅で朱ロウソクが用意され、親鸞聖人がお好きだった”小豆”にちなんで赤飯のお仏飯があがります。
今の時期の私は”鵜飼の鵜”、坊守がスケジュールコーディネーターで言わば”鵜飼の匠”
イメージはこんな感じ(笑)
※拝借画像スミマセン
でも、さすがに”匠”です・・・オーバーワークにならないよう一日の軒数を少なめに設定、食事休憩も絶妙に準備してくれています
私の姿
当山では正信念仏偈:六首引和讃をお勤めしていますが、歌手に譬えてみると約20分の独唱を連続で行うわけです現役オペラ歌手の方から「そんなんで咽喉のケアどうしてるの?」と驚かれます。
おかげさまで、今のところ体調も順調・・・一軒一軒・・・心してまわらせていただいております。
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近況綴り。
12/8、身内の付き添いで近大奈良病院。
数年前まで毎週ごと両親の通院介助だったことが、過ぎ去ってみれば嘘のように感じます。
12/9、今年最後の日曜学校は隣寺が会所。
時節柄『成道会/じょうどうえ』にちなんだお話をさせていただきました。
さいきんの収穫、韓国系の唐辛子。
いまの時期は虫がすくなく庭の一角でぴかぴかに育ってくれました
空き箱遊びでご機嫌のニャンくー
この世に妖精が存在するとしたら、こんな感じ?
総報恩講二日目の夕刻アフターは香久山鞄へ。
ランドセルで有名らしいのですが、私は初めてお邪魔しました。
関西と言えば兵庫県の豊岡鞄が有名で、個人的に雅楽器の鳳笙のケースをセルフデザイン&オーダーしたことありましたが、奈良にもこんな素敵な工房があったとは。
娘への誕生日プレゼントをみにきたのですが、自分用の小型リュックも衝動買い。←これがコスパ良く革も丈夫そうな優れもの
12/14午前は総報恩講四日目、午後は納骨法要のご縁でした。
先ずは本堂にて勤行
法縁廟に場をうつして、お二方の納骨と複数の方の改葬です。
いろいろと大変だったと思いますが、残されたご家族でなすべきことをきちんと考え行動にうつされていて感銘をうけました。
この法縁廟は、その名のとおり同じおみのり(ご法義)に出遇わせていただいた聖人一流の合同墓です。正面には、仏説阿弥陀経から【倶会一処/くえいっしょ】と刻字されています。
当山の門信徒、および、当山に少しでもご縁のあった方が対象で・・・『全骨』『本骨(喉仏)』『分骨』『胴骨』『改葬』と納められ方は様々です。
納骨後の管理費など維持費用が一切かからないのと、様々な事情の門信徒にも納めていただけるよう自由懇志とさせていただいております。建碑からまだ三年足らずですが問合せ多くコンスタントにご依頼があって、ご縁づくりにも結びついていると感じております。
釋俊彰