松田忠信さんを偲んで | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

拙寺・報恩講三日前の夜、今年の『ムジークフェストなら西光寺』でもお世話になったピアニスト松田忠信さんの訃報がとびこんできました。

 

 

数日前から入院されているのは知っていましたが、それとは別の病気が発症して急逝されたとのこと。

自らの身を以て世の無常を知らしめてくださることになり残念の極みであります。

 

往年のレジェンドを連想させる華麗なるピアノプレイ♪

お人柄もふくめて包容力のある演奏で、歌伴にも定評のある方でした。

本年6月に行われた、ムジークフェストなら2017in西光寺/宮岡信夫カルテット♫

※年初めの企画段階から、ポストと成って出演メンバーへの連絡や、詳細をつめるのに尽力してくださっていたのです。

 

 

抱腹絶倒(時に下ネタを含む)の爆笑トークは演奏と同じぐらい大好きでしたが笑い泣き

そんなイメージとは裏腹に、私の知る松田さんは真面目で正義感にあふれ、とても律儀な方。

 

西光寺への出演は、この一回だけでしたが、個人的にはけっこう古くからお付き合いいただいていて、どうしてもピアニストが見つからない時にも、快くやりくりして助けてくださったこともありました。

 

坊守も奈良エリアにおける初ライブは松田さん率いる204JazzTrioさんでお世話になり、それから幾度となく共演させていただく機会がありました。

 

 

 

 

実は坊守のラジオもよく聴いてくださっていたらしく、何度も感想をメールしてくださっていたのだそうです。

人は、どれだけ生きたか。ではなく、どのように生きたか。

「感銘を受けました。これからの人生、この言葉を大切にします。」と。

きっと龍谷大学の鍋島先生がゲストだったときの言葉だったように記憶しておりますが、本当に身を以て体現されたのではないでしょうか。

 

 

 

報恩講の前々日、坊守と通夜にお参りさせていただいてきました。

このサイン、大切にお寺に飾り続けたいと思います。

松田さん、『さようなら』、ではなく、『ありがとう』

南無阿弥陀仏

 

釋 俊彰真顔