前々坊守十七回忌法要 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

早いもので前々坊守(祖母)が還浄して丸16年が経ちました。

ですので、一昨日に十七回忌法要を勤修させていただきました。

 

大阪は喜連瓜破にある真宗大谷派寺院より、前々住職(祖父)の元へ嫁ぎ、如来さまはもちろんのこと、西光寺ご門徒皆さまには本当に長らくお育てにあずかりました。

当時お預かりしていた、もう1ヶ寺の田尻山宝林寺には毎朝1.5㌔ほどの道のりを徒歩でお給仕(仏飯や仏華をあげに)に向かいお朝事をあげていたと伝え聞いております。

 

 

法要はごく近い親族だけ集まり、導師は前住職がつとめました。

 

前後のスケジュールの都合上、打敷はなしでしたが十七回忌ですのでロウソクは赤(朱蝋燭)です。

本願寺派における年回法要の蝋燭の色は、三回忌までが【白】で七回忌以降が【赤】と定められております。

ちなみに特別な慶事は【金】、葬儀は【銀】

金や銀はなかなか用意できませんので【金は赤(朱)、銀は白】で代用することも多いです。

 

あと、平素におきましては、以下のような捉え方もできます。

普段は【白】、特別は【赤】・・・白は普段着で、赤はスーツにネクタイって感じでしょうか。在家報恩講も赤ですよね。

普段は【洋】ロウソク、特別は【和】ロウソク・・・和ロウソクのほうが敬い度が高いイメージがあります、価格もぜんぜん違いますが。

ご門徒におかれましては参考に。細かいことは住職までお気軽におたずねください。

 

日本人にとっては、水引の色やカタチ、熨斗の有無もむずかしいですよね。これらは宗教観にも左右されますから、インターネットで検索しても必ずしも正しい答えに辿り着くとは限りません。

 

一般的には法事の御供は黄白が主流ですが、特に七回忌以降は赤白(できれば熨斗無しの)がふさわしいんじゃないかと思います。

すべての仏事法要におけるお供え物は、如来さまに対するお敬いの供給でありますから。

 

 

 

さて、本山では3月7日より伝灯奉告法要の第五期がスタートしました!

http://www.hongwanji.or.jp/dentou/

西光寺からは昨秋に団体参拝がありましたが、参加しそびれた門信徒さまはもちろんのこと、参加された方も是非この御勝縁に、個人で、家族で、もう一度お参りされてはいかがでしょうか?

法要は5月末までお勤まりになっていますので、上記リンク先でスケジュールや協賛行事などをご確認くださいませ。

 

↓インターネットで法要中継もございます↓

 http://broadcast.hongwanji.or.jp/accession/

 

釋俊彰にやり