一夜賢者の偈 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

お釈迦様のお言葉です。




過去は追うな。

未来を願うな。

過去は既に捨てられ、

未来はまだ来ない。


だから、ただただ現在のことをありのままに観察し、

動揺することなく、よく理解して、実践せよ。

ただ今日すべきことを熱心になせ。

明日、死のあることを誰が知ろうか。

かの死神の大軍と会わないわけはない。

このように考えて、熱心に昼夜怠ることなく励む人、

このような人を一夜賢者と云い、

寂静者、寂黙者と人は云う。


【大迦旃延一夜賢者経】より




終戦記念日の今日は、早朝から恒例の戦没者追悼法要で日曜学校生5名と隣寺ご住職、遺族会の皆さんと正信偈をお勤めしました。


忠魂碑


戦没者碑

このような場面では、よく慰霊という表現・言葉が使われますが、決してそうではなく、先人方々のご苦労に思いを馳せ、あわせる左手と右手のなかに、そして、称名お六字の中に、諸仏の一因として今もなお働いてくださっていることに対する、感謝のお念仏でありました。









さて、今の時期はお盆!

もともとお盆参りがゼロであった西光寺ですが、

先代住職の頃からぽつりぽつりご依頼をいただくようになり、

いつもの月に比べて少しだけスケジュールがタイトになっていますあせる


お寺としては、盂蘭盆会歓喜会もおこなっておりませんし、

お盆が目当てで本堂にお参りに来られる方もありません。


いずれにせよ、酷暑のなかの法務はなかなか厳しいですがあせる平素ご無沙汰している門信徒さまと久しぶりにお話しできる時間や、最終ミッションをおえたときの安堵感が私は好きです。



釋 俊彰かお