仏教婦人会報恩講、今年も賑やかにお勤めさせていただきました。
お斎も美味しゅうございました、ご馳走様でした。
さて、本日11/30と12/7は開基当時より続く集めもんが予定されています。
集めもんとは集めものが地元の方言でなまった呼び方。
例えば、仏具のお磨きのことは磨きもんと呼ばれてきました。
報恩講はほんこさん。
すべてに親しみが込められています。
お寺には住職が管理する寺院会計と、
門徒さんが管理する門徒会計があります。
集めもんとは、その門徒会計の基盤となる護持費を集めてくださることです。
護持費は門徒会費と呼ばれることもあります。
宗教法人西光寺は、浄土真宗本願寺派に属していますから、
宗派に納めるお金や、教区におさめるお金や、組(そ)に納めるお金が必要であり、
お寺を護持・運営するうえにおいて護持費は教化活動を助成したり、
本堂の高熱費や、寺院会計からでは補えない本堂の維持費(消耗品である蝋燭、香、仏華などは、けっこうかかるのです)を助けて下さいます。
それで、門徒皆さんからの浄財(護持費)の余剰金は門徒会計にプールされ、境内の七堂伽藍における細かなトラブル、
(※最近の例では、今年二月の大雪で破損した本堂正面の樋を護持費によって修理していただきました。)
に対処してくださっています。
そんなこんなで、今までどんな説明をされてどのように運営されていたのか、私が住職になる以前のことはもちろん知らない部分も多々ありますが、
これからはより説明を大切に、納得していただいたうえで気持ち良く護持運営にご参加/ご協力いただけるような開かれたお寺を目指していますので、
なにか疑問がございましたら、私か役員さん(総代さん・責任役員さん)までお気軽にお尋ねください。
ご足労くださっている門徒式章をつけた役員さん方々を見かけたら「皆さんを代表して皆さんの代わりに動いてくださっている」という認識を抱いていただけますように願っています。
釋 俊彰