昔々はすべてが生声で行なわれていたわけですが、お寺にも”文明の利器”が導入され始め、それが時を経て変貌を遂げています。
(これは音響に限ったことではありません。)
以前より、参詣者より「後席のほうが聞こえにくい」とかいろいろなご意見・ご要望をいただいておりましたので、早急にテコ入れをさせていただくことにしました。
↓現在の簡易ワイヤレスマイクシステム↓
もともと音楽活動をしていた関係で、音響設備は個人的にも興味があり、またネットワークもあります。
他所のお寺に寄せてもらう機会の度に音響をどうされているのか見せていただいたこともありました。
さまざまですが、本堂の後方にもスピーカーを備え四方から音声が届くようにされているお寺も最近は多いです。
専門家の方に西光寺本堂をみてもらったところ、特徴として天井が高いということ、そして、木造ではなく鉄筋であること。
この利点を活かした音響照明の有り方を提案いただきました。
もちろん、予算に限りがあるので今在るものをできるだけ活かすシステムで。
音を後ろまで届かせることについてはスピーカー位置を高くすることで解決されます。
ところで、内陣の欄間の裏側付近にこんなスピーカーが二基在りました。
前住も音響設備に取り組んだ時代があったんですよね。
これを視て思い出したのが、現在の仮納骨檀の位置にあったPA・・・あれはどこへいったのでしょう?故障したから廃棄した?
このスピーカーの配線はなんと途中でぶった切ってありました(苦笑)
このスピーカーを補助またはモニタースピーカーとして再利用できるのか?
後日また知友の音響専門家に見てもらう予定です。
高級品RAMSAですが、どうせならBOSEがいいと思いました、お寺だけに
(ちなみに新しく設置されるスピーカーはEVの予定です)
この音響設備に関する予算は、平成23年3月と平成26年3月に西光寺独自の教化活動組織である”めぐみ会”からあげていただいた懇志の積み立て金によって組ませていただきまして、前会長様からも了承を得ております。
釈 俊彰