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ご法義というか、浄土真宗の教えとは関係ない話です。
マンガです。
ごく一般的な宗教観を持つ作者の、亡き母に対する感覚、そして、遺骨に対する感覚。
私が小~中学生頃だったでしょうか。
帰宅し、なにげにTVのワイドショーを視ていますと、
健在だった頃の勝新太郎さんが取材を受けておられて、
その場所がお墓で、お兄様だかお母様だか(←記憶があいまい)の納骨式をされていました。
突然、勝さんは遺骨を口に入れ、骨を食べられたのです。
口に入れただけなのか、齧っただけなのか、そのへん細かいところはわかりませんが、
当時の私は「ええっ!」と吃驚しましたし、ワイドショーでも破天荒で何をし出すかわからない方として報道されていました。
勝さんなりの愛情表現であり、マスコミ向けに少しのサービス精神もあったのかもわかりません。
私は遺骨に対する考え方は人それぞれだと思うし、
ましてや、食べることが素晴らしいとは言いません。
しかし、遺骨って不浄なものではないですよね。
死も遺体も遺骨も、決して不浄なものではないです。
(だから真宗では清め塩もありません。)
だから、収骨後「遺骨(胴骨)を家に持って入ってはいけない。」などという迷信を耳にしたときはかなしくなります。二重のかなしみです。
もしも、その遺骨が自分の子どもだったらどうだろうか?
『母を亡くした時、僕は遺骨を食べたいと思った。』
サブカルチャーな手法で自身の体験談を、そのままストレート表現されている作者に感銘をうけます。
皆さんはどうでしょうか?
◇さて、一年も三分の一が終わり、五月に突入しました。
今月は、なんといっても親鸞さまの誕生日、宗祖降誕会(5/21)
先日、本山へ行きました時にパシャリ
お時間とお気持ちがございましたら、ぜひ参拝のご縁にあわれて下さい。
釈 俊彰