秋の報恩講シーズン | 奏楽山西光寺BLOG

奏楽山西光寺BLOG

浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

-続けて更新します-




プロ野球のペナントレースが終幕するころに、今年も秋の報恩講シーズンが開幕しました!


親鸞さまの祥月命日は1月16日(本願寺派では)

本山では1月9日~16日まで勤まりますが、


末寺ではとりこして秋に勤める習わしです。

(もちろん春に報恩講をお勤めされるお寺もあります。)




西光寺が互いに参勤している寺院は、昔に比べるとかなり減りました。


それでも14~15ヶ寺はあります。


そのほとんどが10月、11月に集中します。


言葉は適当がわかりませんが、互いに無償の出勤になります。


遠方だと、一座だけの出勤でも半日を要します。




西光寺の報恩講法要を無事に勤めさせていただいたあとに、帳場のほうから住職に法礼をいただきますが、

この法礼の意味は、あれこれ準備に準備をかさね二日間中心となって動いた労いと、西光寺の報恩講に出勤したことに対する”法礼”という意味だけでなく、

(参り合いが、もしも互いに無償でなかったならば、帳場から出勤法中14~15名に対する法礼が必要になってきます。)

上記のような14~15ヶ寺に対しての出勤の意味も含むのだと私は解釈しています。



無論、僧職者の立場から言うと、法礼のあるなしやどうこうにはこだわりません。

宗祖の御命日という、宗門でもっとも重要な仏事ですから。



釈 俊彰かお