総報恩講のお荘厳 | 奏楽山西光寺BLOG

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浄土真宗本願寺派西光寺(奈良県香芝市関屋)は、早期から檀家制を廃止し、現在は門徒会で護持されています
環境問題へのささやかな取り組みとして超小型モビリティを導入
グランドピアノを常設し地域交流を意識した音楽イベントなども企画発信中

今日、15日が今年の総報恩講のピークでしたが、明日もかなりハードなスケジュールになっていますあせる


軒数はそんなに多くはないのですが、正信偈(草譜)六首引をお勤めいたしますので一軒につき所要時間がかかってまいります。


自分にとっては複数であっても、それぞれ年に一度のご縁ですので大切にお勤めできるよう心がけております。



ところで総報恩講(おとりこし)時のお荘厳について少しだけ書いておきます


これは本日寄せていただいた、とある御宅のお仏壇・・・画像では見えにくいですが小餅がお供えされていて完璧な五具足のお荘厳です。
西光寺ブログ-おとりこし
蝋燭(ロウソク)は赤(朱蝋燭)を用います。よく「新品じゃなくてもかまいませんか?」というご質問をいただくのですが・・・

もちろん新品じゃなくて結構です。もったいないですので昨年の朱蝋燭が残っていたらお使いください。

お佛飯は白米が基本です、親鸞聖人が小豆粥がお好きだったということで宗祖を慕う気持ちをこめて赤飯(お祝いという意味での赤飯ではない)のお佛飯を供えておられるお宅もありますが、これは一種の風習です。

正しくは白米ですが、これもまた間違いではありません。

風習に好い悪いがあるとするならば、これは好き風習であると言えると思います。

でも基本は白米ですので、末寺の本堂は本山と同じく年中白米のお佛飯がふさわしいと思います。

また、その他の細かいお荘厳については、お参りのときに気軽にお尋ね下さい。



ところで、今日の午前中・・・下池のところでシートベルトやってました!

法衣を着て数百メートル移動するだけのことが多いので、ついついずぼらをしてしまうことがあります。

ちなみに今回はセーフでしたが、以後さらに気をつけたいと思います。

警察の皆さんお寒い中ご苦労さまです。




釈 俊彰