農薬のお話
2回目は、なんで農薬なんか使うの
というお話です。
農薬を使う理由はコチラ
1、見た目を良くするため
2、収穫量を安定させるため
3、保存性を良くするため
曲がってても多少色が悪くても味は同じです。
でもね、色や形がキレイじゃないと売れないんです。
収穫量を、農業技術でカバーする事もできます
でもね、現場では高齢化が進んでいるんです。
知恵はあっても体力は衰えてゆきますね。
少ない畑仕事で収穫量を増やしたいですよね
同じ時期に沢山出来ても、値下がりします
保存しておいて高い時に売りたいですよね
日本と季節が反対の外国から輸入したいとか
長期間保存したくなる気持ちもわかります
スーパーで農薬ナシのニンジンを売る
その為にはいくつものハードルがあるんです
当然、値段は農薬ナシの方が高くなります。
同じ畑の面積だと手間の割に収穫量が少ない
なので
儲けを得る為には高く売る必要があるからです
でもね店頭で、
こちらが安全なニンジンです
とは書けないんです。
何故なら、
農薬アリのニンジンが、
危険なニンジン、になってしまうから
許可された農薬を、使用量を守って作られた
のであれば、安全なニンジン、なんです。
農薬不使用とか有機栽培、などは
決まりを守っていれは表記可能です。
でもね、大きさや規格、糖度なども
これが揃ってないと仕入れてくれません
スーパーは沢山売れるので、量も必要、です。
無農薬で揃った大きさで大量に作るのは
とーっても難しいし、手間もかかるんです。
そんな様々な理由が重なってしまい
スーパーで売るのはとても難しいんです。
こんな風に書くと、スーパーのせい
みたいになっちゃいますが、それは違います
大部分の消費者が選ぶのは、安い方
同じ味なら、大きくてキレイな方を買う
農薬の有無で選ぶヒトはとても少ない
からなんですね。
農家さんもボランティアじゃないので
農薬を気にしない消費者が多いのなら
農薬を使ってキレイなヤサイを作る
その方が喜ばれた上に儲かる、んです。
さて、
みなさんはどっちの消費者になりますか
僕はなるべく農薬の少ないヤサイを選ぶ消費者を目指してます
そんな消費者が増えれば市場もお店も変わるかもしれませんね。
残念ながら
商品には農薬の使用状況はほとんど書かれていません。
次回は、農薬にどんな問題があるのか考えてみたいと思いますね。
本日も最後までお読み頂きましてありがとうございました❗
次回もお楽しみに~