「倦怠期の乗り越え方」とか言っておきながら申し訳ございませんが。。。
そもそもみんな「恋の期間を長く楽しみすぎ!」つまり「倦怠期に入る前に結婚するべし!」
最近はこれが「最善策」という気がしています。でもそれを言っていては先に進まないので・・・

そもそも倦怠期とは何なのか?

最初は許せていたことが許せなくなってきた、一緒にいても楽しくない、飽きた、マンネリ化してきた。

つまり、最初は好きで付き合い始めたのに、その状況に慣れてお互い努力しなくなった状態、とでも言いましょうか。


そりゃ、最初は行ったことのないお店や観光地に、ある程度の出費を覚悟して行ってるわけですから楽しいはずですね。
付き合い始める前は多少無理していたところも、付き合い始めると、現実的な数字に落ち着く、ことになりますよね。

つまり、付き合う前はお互い「接待」していたわけで、付き合い始めたら接待が「社内の飲み会」に変わるわけです。
冷静に考えると「目的が違う」わけですから、費用も食事内容も違うのは当たり前ですよね。

でも引き続き「接待クオリティ」を求めてしまうから、無理が生じてしまい、幻滅したり、衝突が起こる、ってわけです。

つまり、お互い「自分売り込みモード」から「お互いの妥協点を見つけるモード」に切り替わるわけです。
基準になるのが、仕事、収入、趣味、宗教、家族などでしょうか、人によっては他にもあるかもしれません。
なので、付き合って初期に訪れるトラブルは「価値観のぶつかり合い」が多いんじゃないかな

一般的に倦怠期の付き合い始めからの期間に定義は無いようです。
僕は、付き合い始めて初期に訪れるものは倦怠期、とは呼ばず、ただの「がっかり」じゃないかな、と思っています。
付き合って何年か経って慣れてきたころに訪れるのが「倦怠期」と呼ぶべきではないでしょうかね。

つまり、「接待」から「社内の飲み会」に変わっても、それなりに受け入れて何年か付き合ってきた状態ですね。
特に不満もない、一緒にいて楽、これから別れてほかの人と付き合うのがめんどくさい、年齢的にも結婚考えないと、とか
しかし、新しいトキメキが無い、漠然とした将来に対する不安、他にもっと良い人がいるのではないか?とか考えたりね。

ここで例え話です。
あなたは新大陸を求めて旅をするカップル冒険家のリーダーです。
長い航海の末、新大陸と思われる開けた土地を発見、上陸し家を建てて暮らし始めました。
そこは気候も温暖で、川や海も近いので食べる物にも困らない住みやすい土地でした。

そこは島ではなく大陸のようです。
しかし背後に広がる広大な森には獣もいるようで、とても危険なにおいがします。
あなたはリーダーとしてパートナーの為にも、危険な森に入るよりも、その土地で穏やかに暮らすことを選択しました。

そこで安定した暮らしを数年続けると、食べる物も仕事も日々同じことを繰り返しているのに気が付きました。
しかし昔のように、危険を冒してまで知らぬ土地に分け入る勇気は湧いてきませんでした。

安定しながらも何か物足りなさを感じて暮らしていたその時、新たな冒険者がやってきたのです!
その冒険者は、獣の住む森に分け入って新たな土地を探しに行く、と言っています。
あなたは冒険者に、危険を冒すよりここで一緒に暮らすことを提案します。しかし鼻で笑われ断られてしまいます。

あなたのパートナーは冒険者の夢を聞き、その夢の実現の為の計画を一緒に考えていました。
とても危険で、楽園なんて見つからないかもしれません。しかし、自分が昔描いた夢を思い出したのです。
私がここに来た目的は安定した暮らしじゃない、新しいものを見つける為に来たんだ。と

ある日、パートナーがあるあなたに、こう言いました
「私は冒険者と一緒に旅に出ます。あなたはココで頑張ってね。」


皆さんが思っているより人生は長いです。
人生100年と考えると、今40歳のあなたも、あと60年、これまでより長い人生が待っています。
今の安定した生活を捨てる必要はないかもしれませんが、その生活にも必ず変化は訪れます。
その訪れる変化をただ待っているだけ、の生活を続けることが倦怠期につながるのです。

たとえ話の二人はどちらも間違ったことはしていませんよね。進みたい道が変わっただけです。

どうせほっといても変化が訪れるのなら、自分から人生を変化させてみましょう!
自分で変化させるのなら、どう変化させるのが良いかを考えてみましょう!
既にパートナーがいる方は、二人で進みたい方向に向きを変えたら良いと思います。

お互いの人生を二人が進みたい方向に変化させられたらね、倦怠期なんかどっかにいってしまいます。

身勝手な夢、とか独りよがりを相手に押し付けたらダメですよ!