前回は鉄筋工事について書きました。まー最近手抜き施工会社が

増えて、発注者保護の為、過剰な検査と過剰な強度探求にも程々

困ったものです。大体、発注者も基礎部分は関心が深く、また、基礎部分

までは、以外に工程も緩やかに推移しますから、結構、ゆっくり観察できます。

それを逆手に過剰補強を売り物にする、業者も多いのが現実です。

ある、プレハブメーカーなど30ミリのアンカーボルトを売り物にしてますが、

100ミリ幅の薄物チャンネルの土台にどれだけ効果があるか疑問です。

確かな事は、基礎だけは残るな~o(^▽^)o




 前回の続きになりますが土間配

 13ミリ200ピッチダブル配

 断熱材のスタイリフォーム

 防湿フィルム

 13ミリ200ピッチダブルは必要か?





そうそう、この工事期間中、この頃が一番天候に恵まれず、耐圧CONと

立ち上がりCONと型枠の写真を撮る余裕が無かったのです。

(・・。)ゞ

で、いきなり土間コンクリートまでの、工程になってしまった。




 コンクリート打設前の基礎の状況

 立ち上がりコンクリートに刺し筋

 の為、型枠は外しにくいは(脱枠)

 型枠は穴だらけなるわで、もう大変

 立ち上がりコンクリートと土間CON

 が一体化させる為ですね。



















 ポンプ圧送で打設、昔は、ポンプ圧送って

 いったら、可成りのボリュームの打設でした

 が、最近は人力の方が大変なので、少量

 でも、ポンプのお世話になってしまいます。

 昔の人は偉い!何百立米でもカート打ち

 したんだから(´_`。)






 打設も終盤、鉄筋コンクリートの標準

 強度は210㎏/です。

 冬場は温度補正掛けますから、強度は

 大きくなります。

 バイブレーターで締め固めが必要です。

 土間のポンプ圧送の場合スランプが

 比較的高いので均しに使う様な感じ

 ですが。



 前回は地盤の支持地盤について書きましたので、サンプル使って

根切り(掘削)以後の工事の工程を説明します。

 次は地業工事です。基礎の基礎とでも言いますか?杭工事なども

地業工事に含まれる事もあります。今回は一般的な砕石基礎です。

私が建築に携わった頃は割栗石と言い拳の2倍位の石を丁寧に組み重ね

その後ランマと言う振動機で突き固めたものですが、何時のまにか砕石の

敷き込みに変わってしまいました。手頃の大きさの石の供給が難しくなった

のと工事の簡略化のせいかと、勝手に考えています。

 40ミリの砕石を100ミリから200ミリの間で敷き込み、コンパクターと言う

振動機でしっかり転圧します。転圧した後は砕石が平らになるので、大きな

アイロンを掛けた様なものです。その後、規模の大きな工事では地墨と言う

原寸大の墨付けの為、捨てコンクリートを打設します。住宅の基礎程度

でしたら、通り芯の管理(前回のピンクのゴム糸)さえ、しっかりしていれば

鉄筋の通りを管理できます。




 標準的な木造基礎の配筋

 10ミリのベース筋と縦筋ピッチ200

 鉄筋の間隔が20センチと言うことです。

 端部鉄筋は13ミリ端部とは角かどと

 考えられて結構です。

 補強筋です。






 現場全体の鉄筋の配筋の状態












 砕石と鉄筋の間にはコンクリートの被覆が

 取れるようスペンサーブロックと言う、

 モルタルのサイコロを取り付けます。









 設計事務所の配筋検査の様子

 鉄筋の配筋ピッチの確認をしてる

 ところです。

 スケール使って、当社は最、工場で

 製作された鉄筋を使用してます。

 価格少々しますが、鉄筋の通りも良く

 ピッチも正確です。




 基礎の高さに合わせて製作して

 いただけるので、現場での作業が

 少なくて済み見た目も美しく正確な

 作業が出来ます。








 この後鉄筋の廻りの型枠にコンクリート

 打設します。

 耐圧コンクリートと呼び(ベースコンクリート)

 そのコンクリート上に正確な墨出をし

 型枠を取り付けます。





最近、鉄筋コンクリートの施工しますと、アネハさんの影響で極端な配筋

が増えているようで、少し心配、型枠一杯にぎっしりな鉄筋、コンクリートの

打設も容易でなく、さりとて、ふかすと壁厚は益々厚くなり床面積を失う。

本当に強度が増しているのでしょうか?田舎の建築屋には分かりせんが

(*^▽^*)何となく、経験で反対に向いてる様に感じる今日この頃です。

前回は簡易の地質調査の仕方を書きました。分かりました?

殆どパクリでちと辛い(;^_^A

近々地盤調査が建築確認申請に義務付けられると言う噂が誠しやかに

そもそも、なぜ、地盤調査かと最近の住宅造成地に問題があり、トラブル

が絶えないからです。

 確かに、最近の若いユーザーは区画化され、オマケに植樹された、美しい

敷地を見せられると元々の地盤の状態造成土のことな考慮に入れる人は

まずいないと思います。表土はきれいな土に覆われ、道路は舗装されて

いますから!

これが危険!昔は、良質な山砂で敷地は造成されましたが、近頃は土木の

不良の排出残土、建設廃材、木竹根など、建築敷地にふさわしく無いものが

多く混入してるようです。これもコストダウンで仕方無いのでしょうか?

不等沈下で住宅が、傾くこれらの現象は大方、元の土地の種別(水田など)

と造成材の影響によるものです。地盤とは直接関係無いかも知れませんが、

水没家屋の問題元々低地水田を住宅造成したところでは、このようなトラブルは

多いです。

土地を求める時は不動産屋さんのセールスに乗らず、昔の字名などを調べる

水、窪、沢などが付く字名の場合は要注意、後は近所の古老に元々の敷地

様子を聞くが一番。

昔の人は偉い!住宅を建てるべき所に住宅を建て、水田にすべき所には

水田を(‐^▽^‐)て、ことで地盤調査が必要と感じられない土地を探しましょう。


地盤調査の事と、意外にユーザーに危険な地盤改良の事は後日に!


サンプルの掘削(建築では根切りかな?)の様子を、敷地は以前水田だった

為に今回は、慎重を期して地盤調査を、現況グランドラインより深度70センチ

で支持地盤が計測されました。




グレー色の土が支持不能の水田表土

 オレンジ色と白っぽい石の部分が

 支持層ここで充分なN値が得られます。










 根切り状態

 右側の赤い機器がオートレベル水平に

 根切りを進めます。

 左のピンクの線が通り芯、基礎のセンター

 になります。





明日は、鉄筋かな?






地盤調査について、今回の敷地は元々、水耕田であったため、

スウェーデン式サウンディング試験方式で地質調査しました。

コストも比較的安く済み、短時間で調査できます。

しかしながら途中に大きな石などの埋設物があると正確な数値は

望めません。

素人の私がくどくど説明してもしょうがないのでテキストお借りします。

必要性については次回かいずれ、必ず必要ないから!


スウェーデン式サウンディング試験 (日本工業規格 JIS A 1221)

  


 スウェーデン式サウンディング試験は、北欧のスウェーデン国有鉄道が1917年頃に不良路盤の実態調査として採用し、その後スカンジナビア諸国で広く普及した調査を、1954年頃建設省が堤防の地盤調査として導入したのが始まりです。1976年にはJIS規格に制定され、現在では戸建住宅向けの地盤調査のほとんどが本試験によって実施されるに至っています。


  

スウェーデン式サウンディング試験の試験手順

   


1. 鉄の棒(ロッド)の先端に円錐形をねじったようなスクリューポイントを取り付け、それを地面に垂直に突き立てます。



2. ロッドには、自由に上下させたり途中で固定もできる受け皿(クランプ、重さ5kg)を通し、さらに上端には水平に取っ手(ハンドル)を取り付けておきます。



3. クランプに円筒形のおもり(10kgのおもり2枚と25kgのおもり3枚)を1枚ずつ静かに載せていき、1枚載せるたびに、ロッドが下方に沈むかどうかを観察し、記録します。

(注) スクリューポイントとロッドにかかる荷重は段階的に5、15、25,50,75、

100kgとなります。



4. 全てのおもりを載せるとクランプの重さと合計して100kgになりますが、その際、

ロッドの沈み込みがなく静止している場合には、ハンドルを回転させ、先端のスク

リューポイントで土を掘進しながら強制的にロッドを貫入させ、ロッドを25cm貫入

させるのにハンドルを何回転させたかを記録します。

(注) ロッドの長さは最長で1mなので、貫入させるに従い、おもりの受け皿となるクランプが地面に着いてしまい、それ以上貫入させることができなくなります。そこで、おもりとハンドルを一旦はずし、新たにロッドを継ぎ足した後、ハンドルを装着し直した上でクランプを所定の高さまで引き上げて、再度、3と4の作業を繰り返します。

(注) ハンドルの回転数は、180度(半回転)を1回とカウントします。すなわち、360度回せば2回となるので、記録は「半回転数」という表記になります。



5. 規定の深度(後述)までの貫入が記録できた時点で測定を終了し、ロッドを引抜きます。

6. ロッドを引抜いた後の、直径が3cmほどの測定孔を利用し、孔が土で目詰まりしていない限り、メジャーで地下水位を計測・記録します。


  

スウェーデン式サウンディング試験の測定範囲

  

●測定箇所数

1. 原則として1宅地で3箇所以上の測定を行います。

2. 各測点間の試験結果に著しい差異が認められた場合には、どのような地層構成であるかを推定するに十分なだけの追加測定を行います

3. 測定の障害となる瓦礫などの異物が地中に混入しているために、満足な深度までの記録が採取できない場合も、同様に追加測定を試みます。



●測定深度(ジオテックの基準)

1. 通常は、深度10mまでを測定します。 

2. 地中に硬質な層が分布し、半回転数が60回に達しても25cmの貫入ができない場合には測定を終了します。

3. 100kgまでのおもりでロッドが沈むことなく、5mの層厚にわたってハンドルの回転による貫入が連続する場合、測定を終了します。


 

試験結果の整理とデータ処理

  

●土質の判定

1. スウェーデン式サウンディング試験では土質を判別するに十分な地中の土を採取することができません。厳密には、様々な観点から土の成分や性質を分析し、建物を支える地盤としての強さを総合評価すべきですが、便宜的に、互いに性質が大きく異なる「粘性土」と「砂質土」に土質を2分類し、データ処理を行います。

2. 「砂質土」の場合は、ハンドルを回転させながらロッドを貫入させると、ハンドルを介して「シャリシャリ」とか「ジャリジャリ」という感触や音が伝わってくることがあり、土質を分類する際の有力な手掛かりとなります。 

3. 「地形分類図(土地条件図)」によっても、おおよその土質の判別が可能なので、かならず参照します。



4. 地表付近で「ガリガリ」という感触と音がある場合は、瓦礫混じりの盛土が施されていることが多く、その瓦礫層を通過する際の摩擦抵抗から測定値が大きく記録されるため、そのままの値を採用して土質の判別や地盤の性状を推定するには注意が必要です。



5. 周辺の既存資料も参考になります。ジオテックでは既存ボーリングデータも参考にしています。



● 地盤の強さは、試験結果ばかりでなく、調査地周辺の地形や水路、隣地との高低差などの観察結果からも推定できる場合があるため、双方を合わせて考慮する必要があります。



換算N値の算出

  

● 地盤の強さを判定するには、その評価手続きがある程度認知されている「N値(エヌチ)」を目安にすることが広く行われています。

● 「N値」は、もともとビルなどの重量構造物向けの地盤調査として普及しているボーリング・標準貫入試験の測定値ですが、スウェーデン式サウンディング試験においても、本来のN値に準じる「換算N値」を算出すことのできる換算式が提案されています。本報告書においても「換算N値」を算定し、後頁に「換算N値グラフ」としてまとめました。

● 現場で記録された実測値を、地盤工学的なデータに変換し、解析の手掛かりとするために、「換算N値」を下記の式により算出します。

● 換算N値は粘性土用と砂質土用の2式が用意されており、大別した土質分類に基づいてそれぞれの式に実測値を代入することによって得られます。


【 粘性土 】 0.03 Wsw + 0.05 Nsw


【 砂質土 】 0.02 Wsw + 0.067 Nsw


Wsw : 荷重(おもりの重さ)

Nsw : 1m当りの半回転数(半回転を4倍した計算値)

     ハンドルを回転させずにおもりの自重だけで貫入する場合は、この値はゼロとなる



●計算例


(a) 粘性土で75kgのおもりを載せた段階でロッドが沈んだ(ハンドルは回転していない)


0.03 × 75kg (Wsw)+ 0.05 × 0回(Nsw) × 4= 2.25 ≒ 2.3


(b) 砂質土で、100kgの重りを載せてもロッドが沈まなかったので、ハンドルを回転させたところ、25cm貫入させるのに5半回転した


0.02 × 100kg (Wsw)+ 0.067 × 5回(Nsw) × 4= 3.34 ≒ 3.3




  


  試験結果表の例


  換算N値グラフの見方





  

軟弱地盤の判定

  

「宅地防災マニュアル」(建設省建設経済局民間宅地指導室:1989)

軟弱地盤判定の目安

このマニュアルにおいては、軟弱地盤判定の目安を、地表面下10mまでの地盤に次のような土層の存在が認められる場合とする。 

1. 有機質土・高有機質土(腐植土)

2. 粘性土で、標準貫入試験で得られるN値が2以下あるいはスウェーデン式サウンディング試験において100kg以下の荷重で自沈するもの(換算N値3以下)。

3. 砂で、標準貫入試験で得られるN値が10以下あるいはスウェーデン式サウンディング試験において半回転数(Nsw)が50以下のもの(換算N値5以下)。 



なお、軟弱地盤の判定にあたった土質試験結果が得られている場合には、そのデータも参考にすること。



以上ですが分かりました?分からないですよね(‐^▽^‐)


まだ知りたい人は下記へアクセスしてみてください。

http://www.s-thing.co.jp/service/sweden.php


昨日のイスカ切りの件ですが、判明しました。

イスカとは鳥の名称で、くちばしが左右互い違いになっているみたいで

その、くちばしの形状に似ていることからイスカ切りと呼ぶそうです。

でも、どんな形状か皆さん分かりませんよね?後で形状の分かる画像

探しておきます。その時にそのような形状に杭頭を切るのか説明いたし

ます。



地縄張りが終わり、地鎮祭が終わり、いよいよ本格的に現場の

工事の始動

まずは、丁張り、この時点で住宅の高さ、正確な敷地に対しての住宅の

位置が決定します。

著しい高低差が無い場合は基本的に水平に貫を木杭に打ち付けて、

水平の囲いをつくります。最近はオートレベルを使用しますが、30年程前

までは、水管を使用してました、50代位の人しか知らないと思うけど水の

水位で水平を確かめるものです。最近はレーザーレベルが普及したので

問題ありませんが、オートレベルが覗け無いときには、水管式も重宝しました。




 こんな感じ!この貫に建物の通り芯を

 墨付けていきます。








このあと、ピタゴラスの定理、学校で習ったときは?ですが

345です。昔は大工さんが現場で貫を使って造りましたが、今は殆ど

使いません。判りました?

そう!直角の確認です。当社でも、「大かね」職人さん達が造ってましたが

当然、今はトランシット電子機器に変わってきました。

ですが、不安な時はやっぱ、3対4対5のピタゴラス様頼りです(‐^▽^‐)


木造住宅の場合、通り芯も少ないので、従来の方法で丁張り掛けますが

RCなどX軸Y軸複雑になると、測量機頼みで逆に丁張りは簡略化されて

いますね!

以前程大切にはされません。昔は基礎の天端モルタルが仕上がり

基礎に通り芯の墨だしまで、置きましたが、機械の邪魔になるので

早々に撤去されます。



杭の頭のイスカ(漢字だとどう書くのかな?)切りの事とか、書きたい事は

一杯あるんですが、みんな書いてると、ここで工事が進まない、機会がある

事に書き込みます。