急に京都・奈良方面に行きたくなって(学生時代から年に一度は無性に一人旅の気分になります)、先週金曜日にインターネットで奈良の山奥の温泉宿を予約したところ、夜になって宿から電話がかかってきました。
宿 「こちらかなり雪積ってますけど、明日どうやって来られますか?」
私 「えっ、雪ですか?レンタカーで行くつもりなんですが・・・」
宿 「レンタカーじゃ、とてもじゃないけど無理ですよ、キャンセルされますか?」
(わざわざ連絡くれるなんて親切だなぁと思いながらも、大変な山越えルートを知っていたので)
私 「では、諦めます・・・」
一旦は諦めたものの、どうしても行きたいので、何度も泊っている民宿のご主人に22時頃に電話をしました。
主人「あー西條さん、せっかく来られるんやったらすごい雪やし、今週末はやめといたほうがいいですよ」
私 「どうしても行きたいんですが、レンタカー以外で行く方法ありませんか?」
主人「天気も悪いんですが、実は日曜に近所の宴会がうちであって、その準備もあるんです」
私「そうですか、では改めます・・・」
30分ほどして、ご主人から電話をいただきました。
主人「路線バスは動いてますので、近くまでいらしたら、車で迎えに行きますよ、どうぞいらっしゃってください」
どうも、私があまりに行きたがっていた様子を気にしてくれて、電話を切った後、奥様と話をして受け入れてくれることになったようです。
なんとも有難いことです!
新幹線で京都、そこから1時間半電車を乗り継いで、さらに1日に4本しかない路線バスに乗って山奥へ。1時間ほど山道を走り、3キロ弱もある長いトンネルを抜けると銀世界でした。
雪道でかなりバスが遅れたので、だいぶ待ったであろう民宿のご主人が、バス停でニコニコ顔で迎えてくださり、
「冷えたでしょう、是非温泉に浸かって温まってからうちに来てください、終わったら電話いただければお迎えに上がります」
と、清流を見下ろす日帰り温泉施設まで送ってくださり、感謝と恐縮の気持ちでいっぱいでした。
宿泊者は私一人だったので、夜は家族の食卓で一緒に夕食をいただきました。
メニューは北海道の友人から取り寄せたという濃厚なトマトジュースをベースにしたトマト鍋。
霜がかかって甘みが増した採れたての白菜や玉ねぎなど、新鮮な素材がたっぷり入った鍋を食べながら、4時間くらい食事と会話を楽しませていただきました。
ご主人は、元商社マンで13年前に退職されてセカンドライフとしてこの地で民宿を始めました。繊維ビジネスで世界22カ国も訪問したことがあり、興味津々の私にリアルな「不毛地帯」を語ってくれました。特に70年代の中国の話は面白かったです。
翌日は朝一のバスに乗って、電車を乗り継いで京都に戻り、いくつか神社を見てまわりました。
冬の京都は確かに寒いですが、冷気で引き締まっていてより神聖な空気があり、神社を見るにはなかなか良かったです。
(私はお寺も好きですが、どちらかというと神社が好きです)
素晴らしい週末一人旅でした。民宿のご主人と奥様に感謝です!