3月25日に春彼岸法要を勤めました。
お彼岸の夕陽は真西へと、西方極楽浄土がある所に沈みます。
そこは先に亡くなられた方達がいらっしゃるところ、私達もいずれ行くところです。そのことを思いながら皆様と一緒に供養の法要を営みました。
法要後の法話では文化を残すことについて話をしました。
社会のあり方や価値観の変化を受け、伝統文化や地域の習俗はどんどん衰退しています。
それをどうすれば残していけるのか、各分野に携わる人達は苦心しています。
現代社会に合わせ、大きくやり方を変えていく場合もあります。
その時に大切なのは、何を残せばその文化を残すことになるのかを考えることです。
お寺の世界も同様です。
各寺院がそれぞれのやり方で仏教文化を守り広めていこうとしています。
今の社会の中で、仏教を通してより良い生き方を示すにはどうすれば良いか、様々なやり方に取り組んでいきたいと思います。