5月3日にお釈迦様の誕生を祝う花まつり(灌仏会)を務めました。
お参りされた皆様に花御堂に祀った誕生仏に甘茶を掛けていただき、皆様の日々のご多幸と仏道成就を祈願しました。
花まつりでは花御堂に灌仏盤を置き、甘茶で満たしてその中に誕生仏を安置します。
今までは木の灌仏盤を使っていましたが、水漏れが収まらなくなってしまったので、今回から陶器の灌仏盤にしました。
もとはいけばなの花器だった思われる器ですが、いけばなは仏花から発展したものです。
仏様は蓮の花の中から現れ、仏花には花で仏様の姿を現すという意味もあります。
そういう意味では、花器に仏様を祀るというのも、一つの趣向になったのかもしれません。