鹿児島で知らない人はいないんじゃないかという有名なタレントのむっちゃんこと猪俣睦彦さんが亡くなられた。

進行性の大腸癌だったらしい。

 

冨士屋製菓のからいも飴のCMがもっともなじみ深いのではないでしょうか。

 

僕自身も当然小さい頃からテレビやラジオで親しんでいた。

特に鹿児島に戻って今の場所に住んでからは土曜日の朝に出勤する車の中でラジオ番組を楽しく聴かせてもらっていた。

ただ、今年に入ってから長期で休むことがあったから心配はしていた。

 

明るく朗らかな人だったのでしんみりするのは喜ばれないだろうということで悲しい感じを見せずに訃報が伝えられたが、そのニュースを読む人たちの心のうちは想像するに難くない。

 

土曜日の朝のラジオは今月から時々代わりを務めていた人がMCを引き継いでいたから、そういうことだったのだろう。

逆にその前の放送までは元気な声を届けてくれていたから、なんか不思議な感じもする。

 

なんか色んなことを過去形で書かなきゃならなくなるのが人が亡くなった時に悲しいことだよね。

笑顔も笑い声も思い出せるのに、もう見ることも聞くことも叶わない。

「またね」がない「さよなら」ってつらいよ。

 

今週小さい頃から知っているおじさんも亡くなって、そのことでも思うことあるから文字にしようってしたけど出来なかった。

 

うん。なぜ出来なかったのか、どういう感情で纏まらなかったのかってしばらく考えてみたけどわかんないや。

言葉で表すと凄く希薄な関係なんだけど、実際はそんなもんじゃないって知ってるし。

ただ、それをどう表現すると誤解なく伝えられるかは言葉じゃ無理なんかなぁってなる。

何千文字も使って説明と質問と応答を繰り返したら可能かも知れないがね。

案外やってみたら原稿用紙一枚かもしれないし。

 

 

もどって、おそらくテレビやラジオCMは新しいものに代わっていくのでしょう。

ドラえもんの声が水田わさびさんで育つ今の子供たちと同じように、からいも飴のCMを新しい人で育つこれからの鹿児島県民。

 

また一つ時代が代わったんだなと。