■保管方法

バッグhは湿気が大嫌いです。お使いにならない時は通気性の良い袋(布製か不織布製)に入れて風通しの良い場所に保管しましょう。艶のある革(エナメル等)表面にウレタン加工してあるので、紙類は革の表面に付着することがあるので気をつけましょう。

そして時々空気に触れさせてください。太陽に直接当てることは避けましょう。何故なら黄色・ブルー・パープルのような中間色と生成り色は変色するからです。

次に注意して欲しいのはバッグの中に入れる芯の大きさです。

【芯】
バッグの形を保つ為ですから内袋程度の大きさか少し大きめが良いのです。小さ過ぎるのは意味がありません。

【箱】
ソフトなバッグ又は口金付きのように上部が重く胴体が柔らかいバッグは寝せ箱の方が良いです。堅いバッグは立て箱が原則です。堅いバッグでもバッグを寝せておくと金具やフラップの重さでバッグが歪んでしまう事がありますので要注意です。

ただし、バッグを箱に保管することは余りお勧めできません。何故なら、革が一番嫌う通気性を損なうからです。

バッグのフォルムの美しさは横から見た時の美しさです。つまり、マチが崩れていては貴女のお友達は台無しなのです。



バッグに付いた汚れのタイプ別の対処方法

■汚れたら

【革・金具の上に付着している場合】

・消しゴムで落す
鉛筆の線のように付着しているものは、汚れをこするような感覚で落してください。

・ベンジンで落す
ノリのような固形物が付いた時に有効です。

・クリーナーで落す
色々なケースに有効ですが、明るい色の革の場合は汚れを一緒に塗り込む危険性があります。


【革の中に染み込んでいる場合】

・シンナー・除光液を使う
汚れは取れますが、革の染色も落ちる危険性があります。

・ブラシを使う
起毛された革に有効です。刃先で引っかくような要領で落してください。



■濡れたら

国産の革は一般的にはクリアラッカーが表面に吹き付けられて艶出しと防水の役目を果たしています。しかし、クリアラッカー程度の防水では濡れたから5分間位が限度です。

【表面の凸凹】
水(雨)に濡れて、暫くすると表面が凸凹してくる事があります。これは、水分が組織の中に染み込み、組織を膨らませているからです。特に表面がつるつるな革は要注意です。何故なら、そのような革はアイロンで表面の組織を潰しているので水分が再び組織を戻して、凸凹になりやすいのです。

【色落ち】
国産の革及びディロが使用している一部の輸入革等は、色落ち対策=防水が施されていますので、水(雨)に濡れても瞬時に色が落ちることはありません。然し、スエード・バックスキン・ヌーバック等、起毛素材又手にベットリ感のある本染めの革は防水が不完全な為、瞬時の色落ちに対して要注意です。

【対処】
表面に凸凹が出来てしまったら、家庭用のアイロンで温度中位で凸凹の上から熱を加えて下さい。革の上には布、紙などを当てて傷が付かないようにします。一度で凹まない場合は温度を少しづつ上げてみましょう。

色が落ちそうだったら、事前にスコッチガードのような防水剤を吹き付けておきましょう。

いずれの場合も濡れたら、出来るだけ5分以内に水分をふき取って下さい。バッグにとって水分は大敵です。革だけでなく内側に使われている芯にも影響し、型崩・カビの発生の原因になります。濡れた後は、よくふき取り陰干しして乾燥してあげて下さい。



■内袋がベタベタになったら

合成皮革の裏生地は、早くて3年、遅くとも10年くらい経つとベタベタしてきます。これは空気中の水分と生地の成分が加水分解を起こすからです。もし、ベタベタしてしまったら、裏地を取り替える事が一番ですが、構造上取り替えられない物もありますし費用も掛かります。

取り替える前に、最後の解決方法があります。それは、ベビーパウダーを塗ることです。ちょうど、ベタベタの肌をサラサラにする要領で粉を振りかけてみて下さい。振りかける前よりかなり状態が良くなるはずです。

このベタベタ現象に懲りたら、今度バッグをお求めの際は合成皮革は避けるべきです。布地か革裏の裏生地を使用したバッグならこの心配はありません。



■表面がブクブクになったら

梅雨時の悩みは湿気に因るバッグのブクつきです。特に硬く仕上げたバッグは湿気の影響を受けます。久しぶりに袋から、或いは箱から出してみたら表面がデコボコになっていたナンテ言うことはありませんか?そんな時はアイロンを掛けましょう。ポイントは次のように。

アイロンは家庭用で結構です。温度は中温にして、バッグの表面にキズが付かないように、薄紙を当ててゆっくりアイロンを動かしてください。それでも変化が無ければ、もう少し温度を上げてください。でも高温にはしないように!中温の範囲内でアイロンを動かすスピードを調整して温度を調節するのがコツです。



■バッグの角が剥げてきたら

どんなバッグでも4角は、常時何かに接している箇所なので早く痛みます。もし白くなってきたら、先ず保革オイルを塗ってあげて下さい。多分、白さが修まると思います。それでも修まらない場合は革と同色の靴墨を塗り込んでください。最初は薄く、だんだん革の色に合わせるのがコツです。最後はお洋服に着かない様に十分表面をふき取ってください。


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