こんばんは。信太郎です。サイフォニカです。いつもブログ読んでもらってありがとう。僕の日記は女子のようなキャピキャピ感がないので特に殺風景に見えるかもしれないけど、今回は色々思うところがあったのでしっかり書くよ。
9月12日、土曜日。
至学館高校の文化祭に出演してきましたよ。
至学館高校っていうのは名古屋市砂田橋にある共学の高等学校で、僕とちゃんかなの母校なんです。
この高校での思い出は、語り尽くせないほど。
そもそもなんで僕が常滑市からわざわざ名古屋にあるこの高校まで通っていたのか。
僕は中学生の頃、不登校児でした。
当時、至学館高校には出席日数の足らない生徒を受験時に考慮してくれる制度がありました。
元々、僕はこの制度がある地元の高校に進学しようとしていたんだけれど、ちょうど僕が受験する年からその制度がなくなると言われてしまいまして。
出席日数もなければ内申も学力もなかった僕は途方に暮れました。このままどこの高校にも受け入れてもらえないんじゃないかと。
そんな僕をなんとかすくい上げてくれたのが至学館でした。
しかしながら、僕に救いの手を差し伸べてくれたこの学校には、魔物が棲んでおりました。
僕らが入学したての頃の至学館高校はそれはもうひどい有様で、さながら妖怪の巣窟、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の根城……。
俗に言う「ロン毛チャラ男」と「ガングロギャル」が我が物顔で構内を闊歩し、百鬼夜行の様相を示しておりました。
金髪は当たり前、口にピアスが空いている人も珍しくありません(別にそういう人がおかしいというわけではなく、一般的な高校生から見れば異常な光景だったと思えたので)。
そんな北斗の拳のような世界観だった高校が、随分と平和になったものです。
今年もギャルは居ましたがもうガングロではありません。白ギャルでした。
それもこれも、先生方の努力の賜物でしょう。
僕は至学館の先生たちに本当によくしてもらいました。
正直、中学時代の不登校を引きずっていた僕は高校でもたびたび理由もなく休みました。
僕が中学の時に患った鬱という厄介な病はそう簡単には完治してくれませんでした。
それでも三年間、諦めず通い続けてこれたのはやっぱり素晴らしい先生方に囲まれていたからなのだなと。
生徒と真剣に向かい合ってくれて、それでいて友達のような先生たち、
家族であり、恩師であり、先輩であり、友人でいてくれる。そういう先生がこの高校には居ました。
久々に行くと、もう結婚して学校からは居なくなってしまった先生も何人かいました。でもふと気付くと、その先生たちの幸せを心から願っている自分の姿がありました。
僕、すげえ悔しかったんですわ。
大学上がった時に、同学年の男が
「至学館から来たの?頭悪いんだね」って言ってきたのが。
虫酸が走ったんですわ。
僕は高校で学んできました。そんな風に自分のものさしで誰かを測ってしまうような、そんな人間になってはいけないことを。
教わってきました。学歴が頭の良さではないということを。
僕はあの学校を卒業出来たことを今でも誇りに思っているし、僕が自分の弱さを少しでも克服できたのはあの学校に行っていたからこそだと信じています。
僕は、
この学校には凄い奴がいたんだぞ
そんな風に言われるようになりたい。
まだまだちっぽけな僕だ。恐らく先生達も心配していると思う。
だけど、少しずつでも僕達は前に進んでいるということを伝えるために。
そして人生の岐路に立つ高校生達が、世間に流されず自分の目で未来を見据えられるように。
そんな思いを込めて、サイフォニカは演奏しました。
何か、伝わったんだろうか?
僕らは、前に進んでいるんだろうか?
演奏しながらそれが、少し怖くなりました。
MCも、いつもライブハウスで喋ってるみたいに暑苦しいことを言いふらしてたら、なんか後ろの方で笑ってる高校生もいて。当たり前か。彼らは楽しいことがしたいはずだから。
でも演奏しているうちに高校生たちの眼差しが真剣になっていくのが見えました。
気のせいかって思っていたけど、出番が終わった後に声をかけてくれて、音源を受け取ってくれた人達もいました。
去年、ここに出た時にはなかった反応でした。
少しだけ、安心しました。
23歳にもなって、高校の文化祭に出しゃばらせてもらった意味があったなって。
僕らの演奏を見て、自分達にないものを感じたとも言ってもらえました。
けれど、その後演奏してる高校生バンドを見ていたら、それこそ自分たちにはないものを感じてね。なんていうかフレッシュで、青くて若くて。きっと僕らもまだ若いんだろうけど、それ以上に若いエネルギーがあふれていて。
ここは相変わらずいい場所だなあって、思いました。
来年もまた出るかもしれない。でも、ここに出たらパニックになるぐらい大きなバンドにしなきゃあね。
自分達の原点を辿る上でとても大切な1日になりました。またいい曲書いてこの学校にも顔出しに来るよ。
最後に、軽音楽部顧問、今も昔もずっとお世話になってる伊田ちゃんとの写真を(こんな格好だけど一応学校の先生です)。
ありがとうございました。




