んー・・・・・・前半が「超」がつくほどダルい・・・・・・
 
あとね、小栗旬演じる「芹沢蓮」に関して
 
彼が「何をしたかったのか?」不明
物語としては、コングに比重がかなり置かれてる
正直ここは脚本家の腕が悪かったのか、監督が悪かったのか微妙
 
 
 
以下ネタバレ全開
 
 
 
で、ネタバレしないと話ができないので、ネタバレ有りで行くね
まずおおまかな話の展開は
 
エイペックス社を襲撃するゴジラ(ゴジラ&小栗)
閉じ込められているコング
非難されるゴジラとそれを擁護する「モナーク研究員の娘」。原因を突き止めようと動き始める(ゴジラでないけどゴジラサイド)
エイペックスは「地球空洞説」の第一人者に協力を要請(小栗)。コングに道案内と護衛を依頼(コング)
ゴジラvsコング第一戦 
どうにかこうにか南極到着して地球内空洞へ(コング)
エイペックス地下33階から香港へ(ゴジラでないけどゴジラサイド・ほんのちょっと)
コングが玉座へ向かう・ゴジラの背びれを使用した斧を見つける(コング)
香港に移動し、メカゴジラの存在を知る。メカゴジラのパワー不足(小栗)ゴジラが香港上陸(ゴジラ登場)
地下空洞のエネルギー(コング)と、メカゴジラの素体が「キングギドラ」で有ることが判明(ゴジラ)
※ここでゴジラの怒りの原因がキングギドラであることが判明
地下空洞のパワーの源にコングが接触・ゴジラがキレて地下空洞へ熱戦放射(ゴジラ)
コング、エイペックス社社長の娘を握りつぶして地上へ帰還(コング)
ゴジラvsコング第二戦
ゴジラvsコング第三戦
メカゴジラ、地下空洞エネルギーを受けて暴走・・・・・というより「ギドラ」として覚醒。芹沢蓮生死不明。エイペックス社社長死亡
ゴジラvsメカゴジラ戦開始・機動力・パワー・武装が段違いでゴジラ劣勢
コング ラスベガス一週間分の電力を受けて蘇生
ゴジラvsメカゴジラ戦にコング参戦・ゴジラ・コングペアvsメカゴジラの構図に。それでも劣勢
アルコールでコンピュータリンク破壊されて一気にメカゴジラ弱体化
コングがゴジラの援護を受けてメカゴジラ瞬殺
ゴジラは海へ帰還。コングは地下空洞へ帰還
 
っていう感じ
ハリウッドゴジラ2作目、キング・オブ・モンスターズからそうだったけど、モナークって何なんだろう?
結構バカが揃ってる感じ
今回のコング移送にもモナークが関係しているけど、
「どういう依頼で艦隊が護衛についたのか不明」
コングを故郷に返す?
それだけ?
その割に頻繁に部外者が関係してくるのを黙認するとか、組織としていい加減だし雑だと思った
あと、ゴジラの襲撃に深く調査しようとしなかった研究者は、本当に研究者としての資格があるのかな?
 
あと、芹沢蓮
あの芹沢猪四郎の息子の割に・・・・違うかな・・・・息子だからこそ?
怪獣を敵視している感じが最初からあった
ただ、明確に心情を吐露することがまったくないんだけど
芹沢猪四郎はこう言っている
「人間が傲慢なのは、自然は人間の支配下にあり、その逆ではないと考えている点だ」
その芹沢博士の息子は、芹沢猪四郎の息子だからこそ反発したのかな?
どうも考えが真逆っぽい
私としては「メカゴジラ」に関わるのではなく、むしろ父の跡をついでゴジラを擁護する側に立ってほしかったと思うんだけど
出来れば山田孝之とペアでw
 
今回の話で、ある意味衝撃的なのは、ゴジラのエネルギーが地球のコアエネルギーだということ
ゴジラと地球のコアのエネルギーが直結してるんだよ!?
凄いし、エネルギーが切れなんかないし!
 
嫌いな点は、前回までの研究者が全く出てこないこと
はっきり言ってこれはマイナス
大きくマイナス
これに加えてよくわからない理由でコングを移送するモナークも大きくマイナス
日本語吹き替えのせいもあるかもだけど、エイペックス社の秘密を暴くって息巻いてる人が、トランスフォーマーで捕まった途端に自己保身に走ったキャラなみに鬱陶しかった
すっごく鬱陶しい
このおかげで結構「コメディ調」になってる
日本版ゴジラに倣わず、ハリウッド版シリアスなゴジラで行ってほしかった
 
後半がバトルバトルだけど
前半はもっと描くべきところがあるでしょ?
って思う
此処は完全にキャラの立ち位置を失敗してるからしょうがないんだろーなーとは思うけど
個人的にはキングオブモンスターズのほうが面白いかな
ゴジラからキングオブモンスターズにかけては、共存共栄がよく話題に上がるけど、ゴジラvsコングではトランプのような「人間至上主義」が全面に押し出されて気分が悪いw
 
まあ、それでもトランプみたいなエイペックスの社長も娘も死んだし
あんなのが死ぬのはいいけど、肝心のモナークは役たたず全開だしね
ゴジラもコングも
人の味方のように描いているけど、彼らは自然界の使者
限度を超えれば人にだって牙をむく
そこはきっちり描かないとね