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別れようとしている男がキス求めた。
とっさに。
いきなりすぎで、動揺して拒んだ。
よく娼婦は客にキスは許さないという話を聞くが、まさにそんな心境。唇だけは嫌だった。砦だった。
心がどんどん離れてゆくのに、はっきりとはいえない弱さ、優柔不断さが出る。嫌いじゃないけど、夢がない間柄だった。私が酔えなかった。 弱い時期に依存したと思う。救いだった。魔法が溶けた。
とっさに。
いきなりすぎで、動揺して拒んだ。
よく娼婦は客にキスは許さないという話を聞くが、まさにそんな心境。唇だけは嫌だった。砦だった。
心がどんどん離れてゆくのに、はっきりとはいえない弱さ、優柔不断さが出る。嫌いじゃないけど、夢がない間柄だった。私が酔えなかった。 弱い時期に依存したと思う。救いだった。魔法が溶けた。
悪い夢を見た。
昔の男の同棲している女が赤ちゃんを連れて、あたしに文句を言いに来た。
何なんだろう。
罪悪感が残るからか、呪われているのか、わからないや。
逃げるように昼寝した。昔のことなのに。
最近、よくその男と夢で出会う。不思議だ。
夢の中くらいうっとりしていたい。美しくダンスを踊っていたいな。
312字
昔の男の同棲している女が赤ちゃんを連れて、あたしに文句を言いに来た。
何なんだろう。
罪悪感が残るからか、呪われているのか、わからないや。
逃げるように昼寝した。昔のことなのに。
最近、よくその男と夢で出会う。不思議だ。
夢の中くらいうっとりしていたい。美しくダンスを踊っていたいな。
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