最近の我が家では、次男が9歳になり人を気遣うことが出来るようになって来ました。
また、長男が9歳か10歳の頃だったと思いますが、学校での悩みを話して来たこともありました。
そのほかにも、いろいろな本で「10歳までに〜」などの見出しを見たこともあったので、
子どもの「10歳の壁」とは何か?乗り越えるための発達心理学という本のタイトルに惹かれて、本を購入して読むことにしました。
著者の方は、発達心理学、発達臨床心理学が専門のの方で、法政大学大学院ライフスキル教育研究所所長の渡辺弥生さんという方です。
もちろん、この本を読んで、初めて知った方ですw
目次を紹介してみると
第1章 9歳、10歳はなぜ取り上げられるのか?
第2章 9歳、10歳ってどんな年齢?
第3章 「自分」って何?-自己意識の変化
第4章 「考える力」の急成長
第5章 「複雑な気持ち」を知る-感情の変化
第6章 親より「友情」へ-友達関係の変化
第7章 「他人の視点」の獲得-道徳性の変化
第8章 9歳、10歳の子どもとは?-まとめ
第9章 9歳、10歳の「社会性」を育てる支援
第10章 9歳、10歳の「道徳性」を育てるアプローチ
となっていて、目次には難しい言葉は使われていませんが、
読んでいくと、「科学的な文章を読む際の方略」とか「行動の互恵的概念からなる。人は善・悪に対してお返しを受けるべきだと考える。メリットや功績の概念が現れるが、まだ一方的で柔軟性に欠ける」
といった文章が出て来て、読むのが難しいと感じましたが、
不思議と少ない時間で、多くのページを読み終えていました。
難しい文章も含まれているけど、概ね、理解しやすい文章になっていたんだろうな、と思います。
9歳や10歳頃に現れる成長や変化を理解するのに役立つ内容になっていると感じましたが、抽象的な部分も多くあったので、
もう少し具体的な内容が読みたいな、と思いましたが、著者は、この本よりも前に書いている本があるようなので、そこに僕の知りたいことが書いてありそうだな、と思いました
ちなみに、ソーシャル・スキル・トレーニングというプログラムは、全国津々浦々の学校現場で周知されろようになったそうです。
私は、子どもたちと話す機会が少し多い方だと思いますが、私が今の職業に就いた頃より、子どもたちが自信を持っていて、穏やかに話をするようになったように感じます(太々しさや我儘な印象を持つことも増えましたが)
なので、著者の本が少し気になってます。
それから、裏表紙?には、渡辺弥生さんの著書には
「ソーシャル・スキル・トレーニング」
「親子のためのソーシャル・スキル」
「絵本で育てるソーシャル・スキル」
「VLFによる思いやり育成プログラム」
「10代を育てるソーシャルスキル教育」
などがある、と紹介されていました。
追伸 子どもの「10歳の壁」とは何か?乗り越えるための発達心理学は、定価780円+税でした。