レコード今日の一枚
更新が遅くなりましたが、第3回目はクラシックです。
正直、私はあまりクラシックには明るくありません。
クラシックのジャンルも何があるのか、この記事を書くためにサイトを巡って復習したくらいです。フムフムナルホド・・
今日の一枚を紹介する前に、クラシックの分類を少し予習してみましょう。
そんなの知ってるよ!という方は読み飛ばしてください。それぞれのジャンルにあった聴き方なども少し書いてあります(個人的な意見ですが)。
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クラシックは演奏形態により以下の4つに大別されます。
1.管弦楽曲
2.室内楽曲
3.器楽曲
4.声楽曲
それぞれを少し説明すると、
1.管弦楽曲
楽団(オーケストラ)が演奏する楽曲のこと。指揮者がいるお馴染みの演奏スタイル。管弦楽曲の下には、「交響曲」や「協奏曲」が含まれる。交響曲は、全4楽章で組み立てられたもので、クラシックの代表的な演奏スタイル。協奏曲は、オーケストラにソロで活動する演奏家が加わったもの。ソロで演奏を披露する部分が最大の醍醐味。他にも組曲や序曲など種類があるが、ここでは割愛。
演奏のスケール感を味わいたい人にオススメ。また、大人数で多くの楽器を扱うため、定位がきちっとしたスピーカー(一般的に言うと、クラシックに比較的向いているスピーカー)で聴くと、ホールにいるように奏者の位置がよくわかる。
有名な曲として、ベートーヴェンの交響曲第5番ハ短調「運命」 など
2.室内楽曲
分類上取り扱いがややこしいため、あえて説明は省くが、おおざっぱな分類としては、「歌がなく、楽器を中心とした編成でオーケストラほど大きくもなく一人で演奏するわけでもないスタイル」だそうだ。
室内楽曲が誕生した頃は、「教会」や「劇場」のような場所で演奏するものではなく、「小規模な部屋=室内」で演奏される音楽。という位置づけだったようだが、演奏形態などが多種多様となった現在は、上記のような(おおよその)定義となっているようだ。ややこしい・・・。
室内楽曲の下には、「ピアノ三重奏」、「弦楽4重奏」といった「○重奏」という演奏スタイルが位置する。オーケストラのように強弱の振れ幅が大きくなく、比較的聴きやすい。「夜にゆっくり聴きたい」とか、「小さな子供がいるから急に大きな音で起こしたくない」という人にオススメ。聴きどころとしては、基本的に指揮者がいないため、各奏者が息を合わせて演奏するところ。
有名な曲として、ブラームスの弦楽五重奏 第2番 ト長調 など
3.器楽曲
1人ないし2人で演奏するジャンル。楽器のみで演奏する曲が「器楽曲」であるため、広義の意味においては「管弦楽曲」も「室内楽曲」も「器楽曲」となるため、ここでの「器楽曲」とは「(その他の)器楽曲」となる。
ピアノソナタやヴァイオリンソナタなどの○○ソナタがここに該当する。
有名な曲として、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ第3番
4.声楽曲
そのままです。「声」つまり「歌」がある楽曲。「オペラ」や「レクイエム」がこれにあたる。他のジャンルと違い、明確なストーリーが聴き手に伝わるため、その状況をイメージしやすい。大衆娯楽として完成したオペラなどは、現代でいう昼メロなどの愛憎劇がほとんどで、感情がこもったオペラ歌手の歌声は圧巻。
有名な曲として、ヴェルディのアイーダ など
以上が大まかなクラシックの演奏形態です。
さて、前置きがかなり長くなりましたが、第3回で紹介するアルバムは、コチラです。

アルバム:ドヴォルザーク 交響曲 第9番 ホ短調「新世界から」(№95)
イジュトヴアン・ケルテス指揮/ロンドン交響楽団
レーベル:ロンドンレコード
録音年:1966年11月
発売年:1989年12月
学校の教科書にも載っている有名な交響曲ですね。CD、レコード問わず何度もリマスタリングなどで発売されている超超有名な曲です。このレコードは、44歳の若さで事故死した名指揮者ケルテス(1929~1973)によるもの。
さて、曲題にもなっている「新世界」とはどこでしょう。答えはアメリカです。チェコで生まれ育ったドヴォルザークは1892年に国民音楽院の院長としてアメリカのニューヨークに招かれ、そこで生活していくうちに、機械的で無味乾燥なニューヨークで激しいホームシックに陥りました。彼は生まれ故郷チェコのボヘミアを想い、アメリカで出会ったニグロの民族音楽と故郷ボヘミアの民謡とを結合させて一つの交響曲を書き、当時「新大陸(新世界)」と呼ばれていたアメリカ大陸にちなんで「新世界から」と題して発表しました。
そう、これはドヴォルザークが音楽に託してアメリカから故郷ボヘミアへ書き送った手紙なのです。「新世界から」のあとには、「故郷ボヘミアへ」と言葉が続くのです。
さて、この曲の有名なところは皆さんご存知とおもいますが(チャ~チャチャ チャ~チャチャ~・・の部分)、私が好きなところは第2楽章です。イングリッシュホルンの演奏で始まる第2楽章のメロディーを、ドヴォルザークの弟子フィッシャーが歌曲にアレンジして発表したものが今では有名ですが。それが「家路」です。日本でも有名なあの曲は、もともと「新世界から」の楽章中に演奏されているのです。この第2楽章を聴いていると、ドヴォルザークの故郷ボヘミアを想う気持ちが伝わってくるようです。
次回予告:伝説の兄妹ミュージシャン
「アメリカのポップミュージックといえばコレ!」
お楽しみに!