僕は年上の彼女がいた。

 

当時半袖と長袖のシャツをプレゼントするという寒い男だった。

 

クリスマス

 

 

お金があまりない私は彼女に「ジルコニア」の指輪をプレゼントした。

 

石言葉は「私だけを見て」

 

幸せな毎日が続いた

 

しかし、岡山へ長期出張の仕事が入った・・・

 

遠距離恋愛は初めてだ・・・

 

断ろうかとも思ったが年上の彼女は「仕事は頑張りなさい」

 

と僕を見送った。

 

それでも月に1度は岡山まで会いに来てくれた。

 

遠距離恋愛は辛い

 

浮気していないか心配だ

 

しかし出張で給料も多めに入ってくる

 

もうすぐクリスマス

 

今年のクリスマスは高い指輪をプレゼントしよう

 

そう心に誓った

 

クリスマスの1週間前

 

クリスマスは会えないらしいのでその日に高級ホテルに泊まり二人で食事をした。

 

1週間後のクリスマス

 

何故会えないのか

 

心配で仕方がなかった。

 

その時

 

彼女からの電話

 

きっと彼女も寂しいのだろう

 

・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・

 

・・・・・・・・・・・・・

 

え?

 

別れたいだって?

 

な、なぜ

 

 

 

他に

 

好きな人が出来たらしい

 

 

嘘だ

 

嘘だ嘘だ

 

嘘だと信じたい僕に

 

すぐに現実が襲ってきた

 

 

 

痒い

 

病院に行って検査をした

 

先生「1週間ぐらい前のこの日に何かありましたね。多分それです」

 

 

そうか

 

あの時にはもう

 

君は僕のものじゃなかったんだね。

 

 

今年の彼女からのプレゼント

 

それは

 

「クラミジア」

 

だった。