酒の飲めないのにお酒が好きな旦那が
バランタインがなくなりそうになると
「早く飲んじゃってよ」
「次は何がいい?」とよく言うようになりました
「リザーブ」…と私はいつも答えます
これは今は無き父の思い出のお酒なんです
「そんなのいつでも飲めるじゃん、そういうのじゃなくて…」と
しびれを切らした彼が買ってきたのは
マッカラン 12年 でした
グラスもついていましたが…あまり好きな形じゃなかったので
マッカランについてのストーリーは、あの「レモンハート」も書いています
第18巻「マッカラン記念日」
北海道に息子が、父が九州に転勤するという前の日に
レモンハートで飲んだのが「マッカラン25年」
20年ぶりにレモンハートを訪れた息子
たまに父が、東京にくるとレモンハートによるのを
知っていた息子はマスターに
「マッカラン25年」を父の日のプレゼントとして、今度来たら
渡して欲しいと頼みます
彼のことをやっと思い出したマスターは
父は、レモンハートにくると、「私には、思い出の酒がって幸せだ」
「このマッカランを飲むと、息子としたたかに飲んだあの転勤の前の日のことが、すぐに思い浮かぶ」と言っていたという話をします
そこで、息子はマッカラン25年を注文して飲もうとした時
父が突然レモンハートに現れます
「…わしより先にそんな旨い酒を飲んではならん」
その後お互いのプレゼントを交換し合い、1年に1度レモンハートで合う約束をします
その日を「マッカラン記念日」にしようと決めたのでした…
そんな旨い酒…飲みたかったんでしょうね、うちの旦那…
ちなみに、25年は、
☆【オールドボトル】マッカラン25年 [1966-1992]
値段は、何と…17万5千円 ひぇ~ ですね
この話には、悲しいオチがあります
この後、
あんなに元気だった父の訃報がとどいたのはあれから1年もたたない大雪の日でした
息子は、もらった父手作りのショットグラスにマッカランをついで
「今日はマッカラン記念日ですよ 一緒にのみましょう」と
そのショットグラスに乾杯したのでした…
BARレモン・ハート―気持ちがすごくあったかい!!〈酒コミック〉 (18) (アクション・コミックス)
より抜粋)
一度もマッカラン記念日を過ごすこともなく、父は逝ってしまいました
悲しいですね(T_T)
(双葉社 バーレモン・ハート第18巻 )