長浜ラーメン | SCD介助生活

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脊髄小脳変性症の妻と二人で生活しています。
「SCD患者家族の生活」続編として
日常の出来事を忘れないように綴る忘備録です。

職場の近くで「長浜ラーメン」という幟を見た。

昼休みに行ってみると新しくラーメン店がオープンしていたので食べてきた。
居酒屋店舗を居抜きで使用してる感じのカウンター6席ほどのこじんまりした店内。
食券機を見ると一番安いオーソドックスなラーメンで750円。私の昼食予算を遥かにオーバーする高価格帯だったので帰ろうかと思ったが、店内に他に客の姿はなく店主らしきおかみさんの目にロックオンされていたのでしかたなく食券を買って席についた。

 

 

出てきたラーメンは上の画像のような案の定「長浜ラーメン」とは似ても似つかない。

どちらかというと家系のような見た目でした。

ただしスープはちゃんとした豚骨スープで美味しかった。やや色が茶色っぽいが「赤のれん」など私が育った町のラーメンのスープもこんな色で濃厚だったので問題ない。

麺も一般的な博多ラーメンよりわずかに太めだが悪くない。

焼豚なんて本物の長浜ラーメンより立派な焼豚でこれも美味しかった。

 


ちなみに本物の長浜ラーメンは下の画像。

 

 

地方で寿司を食べると東京の寿司店に比べてシャリがやたらと大きいことがある。

もうずいぶん前のことになるが、私の実家の近辺の寿司店の中でも比較的美味しかった寿司店で出前をとった時に、やはりシャリが大きくて野暮ったく感じた。

だいぶ舌が肥えてきた年齢だったので仕方がないことだが、例えばそのような寿司店が「江戸前築地○○寿司」なんて名乗ってたら東京の方は「ちょっと違うよな〜」と感じるだろうと思う。

 

 

 

長浜ラーメンなんて福岡の中でもごく狭いエリアのもともと港湾労働者相手の食べ物である。

なにもそれを真似しなくてもと思うし、どうせ真似するならもっと研究して本物に近づけて欲しい。もっとシンプルで良いのだ。レンゲなんてものも要らない。

 

それに食券機には「玉子入り」だとか「ねぎラーメン」だとかバリエーションが豊富にあるが、本物はラーメン一品のみ。今は食券機になってるらしいが、私がいた頃は店の入り口に近づいたた瞬間に「はい一丁!」とオーダーが入り席に着くやいなやラーメンが目の前に到着する。

 

それに値段が高すぎる。福岡でラーメンなんて400円台からです。

私が中高生の頃なんて100円ラーメンなんてものもありました。

食事というより間食だったり飲みのシメだったり小腹を満たすものという感じで、足りなければ替え玉したりご飯付けたりして自分で調節する。