弁護士 相良 圭彦のブログ

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弁護士相良圭彦が記す仕事に関連した雑感。あまり仕事とは関連がないことも記載しています。

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先日、下落合二丁目、目白三丁目付近を散策してきた。

車では何度か回ったことがあるが、徒歩でじっくりと散策したのは初めてであった。

 

場所は、下落合二丁目が新宿区で、目白三丁目は豊島区に属している。

事務所がある南池袋からは、いずれも散策するにはちょうど良い距離にある。

 

目白通りを西進すると、目白駅の少し西側に「目白三丁目」の交差点があるが、

同交差点をしばらく南下した付近が、下落合二丁目エリアである。

 

この辺りは、山手線のすぐ外側であり、都心からもほど良い距離にありながら、

地勢的には、理想的な南ひな壇の台地上に位置しており、この南ひな壇の台地に沿って名門学習院大学がある。

また、元皇族の方がお住いであるという高級マンションも、この南ひな壇の台地に沿って建っている。

 

理想的な条件を満たしているためか、付近には、明治維新後、華族が多数居宅を構えていたという歴史があるのだが、

華族の中でも筆頭中の筆頭である近衛公爵家の屋敷が構えられていたのが、まさに、この下落合二丁目である。

 

「目白三丁目」の交差点をしばらく南下すると、道路(公道)の真ん中に、歴史を感じさせる欅の木が鎮座していて、

この欅の木の周りだけ、道路(公道)が左右に少し迂回をし、欅の木の周りがちょっとしたロータリー状になっているのだが、この欅の木は、かつての近衛公爵家の玄関前にあたり、

近衛公爵家の馬車が、この欅の木の周りを転回していたという歴史があるというのである。

 

このように、付近は非常に由緒あるエリアであるため、今でも付近は「近衛町」とも呼ばれているようであり、

「近衛町」を冠する重厚感のある低層の高級マンション(レジデンスと言った方が適切かもしれない)がいくつか確認できる。

もちろん、このような場所は、都心に近いエリアでありながら、その用途地域は第一種低層住居専用地域である。

 

まさに、地位(じぐらい)が極めて高いエリアである。

 

長くなったので、目白三丁目については、項を改めて記載したい。