食事には2種類ある。
食欲を満たすための食事と
心を満たすための食事。
久しぶりの更新です。(3年ぶり)
途中ログインできなくなってしまっていましたが、やっと戻ってきました。
早速ですが、僕は食べる事が大好きです。
ファッションやインテリア、車などにはあまりお金を使いませんが、食べる事に関しては少し背伸びをしてでも美味しいものを食べに行きます。
昨夜は、牛丼をかき込みたいという衝動にかられ、某牛問屋チェーン店で豚丼と豚汁セットを夕飯にいただきました。
時間は22時過ぎ
閑散とした店内を見ながら、温かい豚丼をかき込むお客さんが一人。(自分です)
シュールな光景だな、と思いながらふと、
「なんでこのチェーン店はできたんだろう?」
と考えておりました。
自分の牛丼をかき込みたいという欲求に身を任せ、何気なく入ったお店でそんな事を考え出てきた答えは「時間のなさ」
仕事に追われ、帰る時間も遅くなる。
時間があるなら仕事に時間を費やし、その分睡眠時間を確保したい。
そう思うからこそ、早く提供され、すぐに食べられる、そんなお店ができたのではないか。
22時過ぎに行っても開いており、5分で提供してくれるお店。
そう考えた時、「食べる事」って今まで当たり前だったから、きっと優先順位が下がってきたのだな、と。
ある友人が
「食事には2種類ある。食欲を満たすための食事と、心を満たすための食事。今の社会では後者が圧倒的に不足してる。」
と言っていたのを思い出しました。
食卓を家族で囲んで食事をする
おしゃれなレストランで好きな人と記念日を祝う
山頂で食べるおにぎり
自分で作った野菜を調理した料理
実家の母親の味噌汁
僕が美味しいと思うものはすべて
味覚だけではなく、そのシチュエーションや背景があったんです。
人間は味覚だけでなく、五感を使って食べる生き物だと思います。
そしてそれによって満足度が変わる。
ワークライフバランスが見直されつつある現代だからこそ
「食べる」を少し楽しいものにできないか
そんな事を考え、現在農業現場の情報発信をしています。
農作物とともに、作った人のこだわりや想い、その生育環境などを情報を届ける。
食卓で、お母さんが子供に
「このたまねぎは、佐賀のたまねぎでね!海の近くで作ってるからミネラル豊富で甘いんだよ!」
「それを作ってくれた人は◯◯さんってヒゲを生やしたちょっと怖そうな人だけど、とっても優しい人だって!」
そんな会話が生まれれば。
そんな思いで活動を始めたSAGA食べる通信
農家の作った野菜と、その人が農家になるまで、野菜に対するこだわり、農家の教える美味しい食べ方などを詰め込んだ情報誌をセットにしてお届けするサービスです。
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2ヶ月に1回送られてくる食べる通信が、食卓の笑顔につながる。
そして、購読してくれている方と生産者がSNSでコミュニケーションをとったり、イベントで直接会って話を聞いたり、現場に出向いて生産過程に携わってみたり、そんな事を実現する情報誌。
食べる事が少しでも楽しくなれば。